別物なので要注意!発毛剤と育毛剤の違いを解説

投稿日:2018年7月10日 更新日:

アイキャッチ画像

気軽に始められる薄毛対策として人気なのが、頭皮に塗布する発毛剤や育毛剤です。

この「発毛剤」と「育毛剤」は大きな違いがありますが、その違いを知らずに使用し、期待どおりの効果が得られないと考えている人は少なくないのではないでしょうか?

この2つの違いを簡単に言ってしまえば、

  • 発毛剤 = 薄毛の人が今よりも増やしたいときに使用するもの
  • 育毛剤 = 薄毛予防や現状維持を考えている人が使用するもの

という違いになります。

ここでは、発毛剤とはどのようなものかについて、育毛剤との違いを中心に説明します。

唯一発毛剤と言えるのはミノキシジルのみ

メディカルミノキ5

ミノキシジルは血管拡張薬として開発された成分であり、元々は高血圧の薬でした。しかし、発毛効果がある副作用が発見され、現在は発毛薬の成分として使われています。

ミノキシジルの効果

ミノキシジルを服用すると血管が拡張されます。血行が良くなることで毛包に多くの栄養分が供給され、毛母細胞の分裂を促して髪が成長するのです。

ミノキシジルの効果について説明する画像│発毛する薬であり、血管を拡張して結構を良くし、発毛に必要な栄養素を毛包にたくさん供給。細胞分裂を促して髪を太く、長く成長させる。

日本国内で市販されている発毛剤

発毛剤は、ドラッグストアや通販で購入できます。特に有名な発毛剤は以下の2種類です。

リアップシリーズ

リアップシリーズは大正製薬の発毛剤です。シリーズという名前から分かる通り、様々な種類が登場しています。商品によって異なるのはミノキシジルの配合率です。例えば、通常のリアップはミノキシジルが1%、リアップX5には5%のミノキシジルが含まれています。

メディカルミノキ5

メディカルミノキ5の開発元はアンファー株式会社です。アンファー株式会社は予防医学を目指しており、スカルプDのシャンプーで有名です。メディカルミノキ5の末尾の数字は、5%のミノキシジルが含まれることを示しています。

買うならどちらが良いかですが、どちらもミノキシジルを5%配合しており同様の効果が期待できます。

しかし、価格で選ぶならメディカルミノキ5がおすすめです。リアップX5はamazonで¥7,611ですが、メディカルミノキ5は公式サイトで4本まとめ買いをすると1本(1ヶ月分)あたり¥6,750と、年間で1万円以上節約できます。

メディカルミノキ5公式サイトへのリンクバナー

メディカルミノキ5とリアップX5の違いについて、詳しくは以下のリンクをご覧ください。

サムネイル画像【スカルプD】メディカルミノキ5の効果と副作用
元SMAPの草彅君と香取君が「ミノキ兄弟」として出演するCMを見て、「メディカルミノキ5」を知った方は多いでしょう。 特に、「ミノキ...

海外の発毛剤

リアップは1999年6月に販売されましたが、海外では1988年にアップジョン社(現在のファイザー)より「ロゲイン」の名称で販売されています。ただし、海外の発毛剤はドラッグストア等では販売されていません。

海外で販売されている主なミノキシジル発毛剤は以下のとおりです。

ロゲイン

1988年、アップジョン社(現在のファイザー)より発売。リアップ同様頭皮に塗布する外用液タイプです。発売当初はミノキシジルが2%しか含まれていませんでしたが、現在の含有量は5%です。

ポラリス

ポラリス社より販売されているミノキシジル外用薬です。ミノキシジル濃度が異なる複数種類のタイプが存在している点はリアップシリーズと同じです。ただし、ポラリスは最低の濃度のポラリスNR-07でも、5%のミノキシジルを含んでいます。最高の濃度であるポラリスNR-10は、ミノキシジルの含有率が16%です。

カークランド

コストコのプライベートブランドであるカークランド社より発売されたミノキシジル外用薬です。ロゲインの後発薬(ジェネリック)であり、ロゲインよりも安い価格で販売されています。

ロゲインの後発薬ということで、カークランドに含まれているミノキシジルの濃度はロゲインと同じ5%です。ただし、未承認の医薬品となるため、日本国内のコストコでは販売されていません。

AGA治療の専門クリニックで処方される発毛剤

日本国内で販売されている発毛剤は現時点でリアップだけと説明しましたが、医師の処方があれば話は別です。

AGA治療や発毛を専門に行っているクリニックでは、クリニックオリジナルの発毛薬を処方しています。ミノキシジルの濃度はリアップX5の5%よりも高いものが多いです。

発毛剤と育毛剤の違い

比較のイメージ

発毛剤と育毛剤は文字が似ていますが、全くの別ものです。違いについて説明します。

有効成分が違う

発毛剤と育毛剤の最大の違いは「ミノキシジルが配合されているかどうか」です。ミノキシジルが配合されていないものはすべて「育毛剤」と考えてください。

1900年(明治33年)に創立された「公益社団法人日本皮膚科学会」では、科学的根拠がなく効果もない治療を続ける薄毛男性が依然として多いことから、科学的根拠に基づいた情報を発信し、標準的治療法の促進を目的として「男性型脱毛症診療ガイドライン」を公表しました。

このガイドラインでは「ミノキシジル」の他、育毛剤に使用されることが多い成分について、推奨度をA~Dに分類しました。以下が詳しい分類方法です。

推奨レベル 説明
A 行うよう強く勧められる
B 行うよう勧められる
C1 行うことを考慮してもよいが、十分な根拠がない
C2 根拠がないので勧められない
D 行わないよう勧められる

以下、ガイドラインからの抜粋です。

ガイドライン

出典:https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/guideline/1372913421_2.pdf

ご覧のように、推奨度Aを獲得しているのはAGA治療で処方される「フィナステリド」と、発毛剤に含まれる「ミノキシジル」のみとなっています。

一方で育毛剤に含まれる成分の推奨度は「C1」以下の評価となっています。

医薬品と医薬部外品の違い

発毛剤や育毛剤のパッケージには、医薬品や医薬部外品という表記があります。発毛剤は医薬品、育毛剤は医薬部外品に分類されることが多いと言われています。

医薬品とは

医薬品とは、病気の治療や予防を目的にしているものです。国の定めた安全基準である日本薬局方を順守しているため、医薬品はある程度の安全性を実現しています。

そして、医薬品は更に細かい分類があります。一般用医薬品と医療用医薬品です。例えば、市販されている発毛剤は一般用医薬品に該当します。それに対して、医療用医薬品の入手は処方箋が必要なので、クリニックが処方する発毛剤は後者が当てはまります。

医薬部外品とは

医薬部外品とは、厚生労働省に認められた有効成分をある程度含んだものです。医薬品よりも効果が弱めに設定されています。よって、治療ではなく予防を目的にしているものが主です。

そして、身体への働きかけが最小限に抑えられているおかげで、リスクが限りなく軽いのです。市販されている大半の育毛剤が、医薬部外品に該当すると言われています。

ミノキシジルには副作用がある

医薬品で使われるミノキシジルにはいくつかの副作用があります。まず、塗った部分に対して、頭皮の発疹・発赤を引き起こすリスクです。それに伴い、かゆみ・ふけ・かぶれに至る恐れもあります。

副作用が確認された時は、いったん使用を止めて病院へ向かうべきです。

ミノキシジルの副作用について詳しくは以下のリンクをご覧ください。

サムネイルミノキシジルの副作用7つと今すぐできる対処法
ミノキシジルは唯一発毛効果が確認されており、薄毛で悩む多くの人に愛用されています。しかし、サプリメント違って医薬品である以上...

育毛剤に含まれる主な成分

育毛剤の成分表を見る女性の画像

育毛剤の主成分は多種多様です。企業が開発したものもあれば、体内に存在する成分を転用したものもあります。

t-フラバノン

髪の毛を作る毛母細胞というものがあります。毛母細胞の増殖を促進させる効果を持つアスチルビンの作用を安定させるのが、t-フラバノンの効能です。t-フラバノンは、西洋オトギリソウエキスの有効成分を抽出したもので、花王が臨床実験を重ねて開発しました。

アデノシン

アデノシンは体内にある核酸の一種です。毛根の成長期の延長に加え、血行促進や頭皮の炎症予防の効果もあります。厚生労働省が育毛成分として認めており、資生堂が女性向けの育毛剤の開発に応用しています。女性はアデノシン不足が原因で薄毛になることがあるからです。

サイトプリン・ペンタデカン

発毛促進指令を出すBMPとeprinという2種類のたんぱく質に注目したのがライオン社です。BMPとeprinの増幅作用を持つサイトプリン・ペンタデカンの力で、発毛促進指令に働きかける、という新しい理論を確立しました。サイトプリンは、髪の毛の成長に不可欠なBMPとeprinの生成を促します。ペンタデカンが担当するのは、強靭な髪に不可欠なケラチンの合成に用いるエネルギーの供給です。

セファランチン

タマサキツヅラフジの根から抽出したのがセファランチンです。セファランチンには白血球を増やし、炎症予防の効果があります。セファランチンが対象となる薄毛の症状は、円形脱毛症と粃糠性脱毛症です。粃糠性脱毛症は肌の炎症が原因となります。

ケトコナゾール

脂漏性脱毛症は、マラセチアという頭皮の脂が好物なカビが原因で起こります。マラセチアの対処に効果的なのがケトコナゾールです。マラセチアだけをターゲットにする真菌なので、ケトコナゾールによる悪影響の心配がありません。

センブリエキス

センブリエキスは、リンドウ科のセンブリから抽出したものです。育毛剤として利用されているのは、頭皮の血行促進と抗酸化作用の効果があるからです。ただし、効果を得るまでに時間がかかるため、継続的な摂取が重要だと言われています。

キャピキシル

カナダで化粧品を開発しているLUCAS MEYERCOSMETICS社が、キャピキシルを開発しました。キャピキシルを構成しているのは、アカツメクサ花エキスとアセチルテトラペプチド-3という成分です。脱毛を減らし、育毛環境を整える効果があり、日本で販売されている育毛剤でも利用されています。

塩化カルプロニウムについて

AGA外来を行っている病院では、頭皮に塗布する育毛剤として「塩化カルプロニウム」を処方している場合があります。副交感神経を刺激して胃の不快感を改善する効果があるため、胃腸薬として利用されてきました。それが育毛剤の成分に利用されたのは、血管拡張効果があることが分かったからです。

ミノキシジルよりも安価ですが、「男性型脱毛症診療ガイドライン」での推奨度は他の育毛剤の成分と同様に「C1(行うことを考慮してもよいが、十分な根拠がない)」となっており、発毛は期待しないようが良いでしょう。

まとめ

以上、発毛剤とはどのようなものかについて、育毛剤との違いを中心に説明しました。

結論としてまとめると、

  • 発毛剤 = 薄毛の人が今よりも増やしたいときに使用するもの
  • 育毛剤 = 薄毛予防や現状維持を考えている人が使用するもの

という区別ができます。薄毛が進行していて「今よりも増やしたい」と考えている人が育毛剤を使っても期待通りの効果は得られませんので注意しましょう。

The following two tabs change content below.
金井 伸一

金井 伸一

「ハゲ活」編集長。25歳で頭頂部から薄くなりあっという間に若ハゲになる。20代30代のほぼ全てをAGA治療に費やす。通院したクリニックの数は10以上。AGA治療に関するお役立ち情報をお届けします。

AGA治療おすすめクリニック

費用や治療内容を詳しい調査の元で比較し、さらに利用者の評判・口コミを元にしたおすすめクリニックです。

AGAスキンクリニック

AGAスキンクリニック

発毛実感率99.4%を誇る最大手!

月¥3,400円~気軽に始めるAGA治療

通院患者の発毛実感率99.4%

業界最多の全国51院で転勤・引越しでも安心

AGAヘアクリニック

AGAヘアクリニック

スマホ診察対応!通院不要でAGA治療が便利!

薬も検査も郵送でOK!通院不要で全国をカバー

国内初!デュタステリドのオリジナル薬を処方

治療費は月15,500円~とリーズナブル

湘南美容クリニック

湘南美容クリニック

美容整形大手がAGA治療に本格参入!

月¥3,000円~のオリジナル治療薬

医院数は全国50院以上で通院しやすい

ARTAS(アルタス)による自毛植毛にも対応

-薄毛コラム

Copyright© ハゲ活 , 2018 AllRights Reserved.