【AGA治療名医インタビュー】AGAスキンクリニック 新宿駅前院 院長 西垣匠先生

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ハゲ活編集長金井(かない)が、日本全国の薄毛男性を代表して人気クリニックのドクターにインタビューをする企画「AGA治療名医インタビュー」です。

今回のクリニックは、GACKTさんが出演するテレビCMでもおなじみ、全国に50院以上を展開するAGA治療クリニック大手の「AGAスキンクリニック」です。

インタビューにお応えしてくださったのは、2018年12月にアイランドタワー院と新宿院が合併する形で開院した、新宿駅前院の西垣 匠(にしがき たくみ)先生です。

薄毛治療の専門医であり、育毛メソセラピーでも多くの治療実績を持つ西垣先生に、薄毛のこと、AGAスキンクリニックの治療のことなど、薄毛男性なら絶対聞きたい質問を遠慮なくぶつけてきました。

西垣 匠(にしがき たくみ)院長について

西垣院長のプロフィール画像

── 以前お勤めであった病院では麻酔科に勤務されていたそうですが、なぜ薄毛の専門医になろうと思われたのですか

理由は2つありまして、1つ目は麻酔科で自分が得たスキルを活かせないかと思っていた事と、2つ目が自分なりに色々な分野に挑戦してみたいという思いが出てきたことです。そんな時に麻生先生(AGAスキンクリニック 統括診療部長)と出会う機会があり、「一緒に手伝ってもらえないか」と言われたことも大きいですね。

AGA治療は私にとっては初めての分野だったので全て一からではあったのですが、当院で行っている治療の中にドクターズメソというメソセラピー治療がありまして、これが採血を除きますと唯一の針を使った治療になります。針を使うという事は当然刺激が皮膚に及ぶわけですから、実際受けられる患者様からすると痛みを感じるわけです。そういった痛みを取り除くのが麻酔科としての仕事でしたので、私としてはその痛みをよりゼロに近付ける、そういうスキルを活かせるのかなというところもあって、挑戦してみたという経緯があります。

── 私も薄毛なのでわかるのですが、相談に来る方は周囲の知人には言えない深い悩みを持っている方もいると思います。診察をされる時に心がけていらっしゃることはありますか?

気を付けているのが、より早く患者様に心を開いていただきたいということです。そのためにも、こちらから矢継ぎ早に質問を投げ掛ける事は絶対にしないですね。勿論、聞かなければいけない事は最低限お聞きしますけども、基本的には患者様の口からおっしゃっていただきたいからです。

薄毛治療がなかった時代はカツラであるとか、増毛といった対策はありましたが、中々門戸を開けなかったところがあったと思うんです。そのため、恥ずかしいという気持ちが先に立ってしまい、直接足を運ぶという事ができなかった方が大勢いらっしゃったと思います。しかし今は薄毛を治療するクリニックがいくつかあり、当院ではなくても他にも選べるようになり、相談に足を運びやすくなったと思います。

相談のために足を運ばれる勇気を出していただいた、それがまず一歩目ではあるんですけども、来られてから、塞いでしまっている状態であればですね、聞きたいことも聞けなくなってしまいます。そこで、より距離を近くしていって、なるべく早い段階で心を開いていただきたいという風に思っています。

──悩みが深い人ほど、心を開くまでに時間がかかるように思います。

人見知りな方もいらっしゃるので、中々心を開いてくださらない方もいらっしゃいます。そういった患者様の場合は髪の毛の話ではなく、世間話を交えながら共通の話題を探し、そういったお話をして心を開いてもらうように心掛けています。

インタビューに答える西垣院長の画像

── AGAスキンクリニック様は完全個室で待合室もないところが多く、安心して相談できる環境を整えてくれていると感じます。

そうですね、新宿駅前院は合併して大きくなりましたので、少しお待たせする可能性があることから待合室を設けていますが、基本的には待合室でお待ちいただくことなく、スムーズに個室へ案内できるように心掛けています。患者様のプライバシーに配慮をした、今の時代に合わせた造りかなとは思っています。

── 治療を受けることで頭髪の状態が変化することは見てわかる部分だと思うのですが、患者様のメンタル面の変化も感じることはありますか?

お顔の表情が変わってくるというのが、一番のメンタルの変わり方なのかなと思ってます。初診で来られた方で最初から笑顔という方はそんなにはいらっしゃらないのですが、月に一回のペースでお越しいただく中で、2回目、3回目ぐらいから産毛を感じ始めて、それによって本人もやってよかったと思い始め、表情が和らいだり、自然と笑顔が出てくる、そういう方が多いですね。

普通にお話をしていても自然に笑みがこぼれてくる、そういう状況が回数が重なるごとに増えてくる、それがメンタルの大きな変化かなと思います。

── 治療を開始した頃と1年後など治療の効果が出てきた頃では、表情は違いますか?

違いますね。当院では基本的に半年が経過した段階でお写真で比較をしていくのですが、初回の時の写真が一番悩まれてる時ですから、そこと半年との比較だけでも「こんなだったんですね!」と仰います。治療を始めてしまうと以前の状態は忘れてしまいますので、それを見て「ここまで進んでいたんだな」と思われてビックリされるケースもありますし、そこから更に半年、合計で1年経過された場合というのはそれなりに髪の毛が生えてる状況ですから、そこからさかのぼって1年前になってくると別人の様になっている方もいらっしゃいます。

── 以前、皮膚科でプロペシアを処方してもらっていたことがあるのですが、月に一度通院し、診察は形だけで薬を渡されるだけでした。薄毛の専門医ならではの診察やアドバイスはしていただけるのでしょうか?

そうですね。治療をしてみて知りたいことが出てくる患者様もいらっしゃって、ご自身で調べられている方もいますので、かじっただけの知識だと答えられない範囲というのが広がっていると思います。皮膚科さんではお答えできる内容は限られていると思いますし、専門的な受け答えというのは正直どうなのかなとは思います。当院としては最低限度、患者様がおっしゃられる内容に関しては滞りなくお答えできるようにさせていただいてます。

── 私も以前カウンセリングを受けてみて、カウンセラーさんがこちらの質問に淀みなく答えられていて、プロだなと感じました。カウンセラーさんの知識を身につけていくための取り組みなどもあるのでしょうか?

そうですね。カウンセラーの人達にも知識は必要なので、講習会を行ったり、私に相談されれば細かいところまでお答えします。知識を与える機会というのは必要なものだと思っています。

── 患者様の状態を見て、こんな治療が必要だよとか、どれくらいの期間治療すればいいのかなど、適宜アドバイスをしていただけたり、治療法の切り替えの提案などもしていただけるのでしょうか?

どのような状況でどのような治療にするかという判断ですが、ドクターが行う場合もあれば担当のカウンセラーが行う場合もあります。ただ、患者様のご希望があればドクターからご説明するようにしています。

ご提案の内容としては、「今はこういう治療ですが、ある程度生えているからこういう治療に切り替えましょうか?」ですとか、「今の治療で効果が出ているけども、まだ伸びしろがあるから今のまま続けていきましょう」といったお話になります。

インタビューに答える西垣院長の画像

AGA(男性型脱毛症)について

── 薄毛の原因は遺伝、食生活、ストレスなど色々言われますが、原因がAGAである場合、ストレス解消や食生活を改善すれば発毛するのでしょうか?

難しいですね。AGAは進行性ですので、薄毛が始まってしまっているという事は、ずっと進行し続けていくわけです。ですから、生活習慣を改善したとしても、進行してしまっているものを止めることはできないんです。今おっしゃられた内容で言いますと、例えば私生活面での節制を正していくとか、睡眠をよく取るとか、食生活を正すとか、そういったところを行う事によって、進行を緩やかにはできるかもしれません。ただ、ストップさせる事は不可能と言っていいと思いますので、正直改善させるという言い方は中々できないですね。緩やかにはできるという言い方はするかもしれませんが。

── 治療しながらであれば生活習慣を正す事に意味はあるという事でしょうか?

プラスアルファの要素にはなりますので、勿論しないよりはした方が、当然いい事は間違いありません。

── そういったアドバイスもしていただけるのでしょうか?

もちろんです。

── 古い話だとワカメが髪にいいとか、そういうデマも結構ありますよね(笑)

以前出演したテレビ番組でお答えしたことがあるのですが、ワカメのお話が出まして、多分見た目が黒々としているので、昔の人はあれを食べると髪の毛が黒くなると思われたのだと思うんです。ミネラルなどの栄養分が豊富に含まれているので、摂取することがお身体にとって良いことは間違いありません。ただ、ワカメ・海藻類を沢山摂ったからといって、髪の毛が生える訳ではありません。

── テレビCMで『このシャンプーを使えば髪が生えるのかな?』と思うようなものを見かけますが、実際シャンプーを変える事に意味はあるんでしょうか?

頭皮に合っていないシャンプーを使っている方はいらっしゃいます。シャンプーも色々な製品があり、含まれている成分も色々あるわけです。その中で合う・合わないというのは使ってみないとわかりません。

例えば、使うとスッキリするタイプのシャンプーがあります。男性はスッキリした方が汚れも取れて気持ちいいと思う方が多く、そういうシャンプーを選ぶ方もいらっしゃいます。実際にスッキリするという事は必要な汚れは取れると思います。ただ、必要最低限の皮脂まで取り去っている可能性がありますので、乾燥肌になる可能性も高いですし、あまりそういったシャンプーはおすすめしていないです。

── なるほど。私も昔は皮脂を取るシャンプーを朝晩2回やっていましたが、あとから色々調べていく中で皮脂を取り除きすぎるのはよくないと知りました。そういった、薄毛のことだけでなく頭皮についてのご相談もしていいのですか?

勿論です。そういった質問は結構受けますね。人間の身体は不思議なもので、皮脂が取り除かれてしまうと「出してる量だと足りない」という判断をするんです。したがって、「この量じゃ足りないんだ」と、より皮脂を出すようになってしまうのです。乾燥肌になる方もいらっしゃれば、更に脂っぽくなる方もいらっしゃるので、そういう身体の反応が示しているように、過度なものは極力控えた方がいいですね。

── 薄毛の原因がAGAかどうかを自分で診断することは簡単ではないと思うのですが、専門医の診察を受ければ、特別な検査をしなくてもAGAかどうかの診断はできるものなのでしょうか?

以前は当院でも、男性ホルモンなどを数値化してデータを収集していた期間があったのですが、実際相談に来られる方は男性ホルモンの値が上がっている方ばかりではなく、「薄毛の方=男性ホルモンの数値が高い」という結果に結びつかなかったため、お調べする意味がなくなってしまいました。そのため、当院ではそういう数値化というのは早々にやめております。

では何で見るかというと、完全に目視です。目で見て判断をしています。パッと見ただけで明らかに薄いなと思う方は遠目でも判断できるとは思うのですが、見た目にはそんなに薄くないという方もいらっしゃるわけです。そういう場合どうするかというと、当院ではマイクロスコープを使い、頭皮や毛穴の状態をパソコン上に表示します。そうして見ていくとですね、毛穴があるにも関わらず髪の毛が全く生えていないところであったり、あるいは生えていても周りとは違ってかなり細い毛が生えてしまっているところであったり、そういう進行具合というのがハッキリと現われてきます。

インタビューに答える西垣院長の画像

── 自分では薄毛の原因がわからず、例えば円形脱毛症の方が相談に来るということもありますか?

いらっしゃいますね。円形脱毛の原因は免疫性のものであったりなど、当院の範疇ではありませんので、円形脱毛だけの方に関しては早急に皮膚科さんに行ってくださいという事をお伝えするようにしています。

── 若い方で、絶対薄毛になりたくないとか、家系に薄毛の方がいるとか、そういった不安でご相談に来る方もいらっしゃいますか?

いらっしゃいますね。ただ明らかにフサフサな方で、どこをどう見ても薄くないという方もいらっしゃるんですね。それでも「将来薄くなるのが心配だから何かしたい」とおっしゃる方もいらっしゃいます。その場合、私は様子を見る時期を作るようにしています。例えば来られた時点をスタート地点と考えて、そこから半年間様子を見ましょう、と。半年間様子を見て変化があるかどうか、スタート地点から半年後までで何か変化があるのかというところを一つの目安にして考えていただくようにしています。

── 実際治療が必要かどうかはわからないけど、将来が不安だからといった理由で相談しても大丈夫ですか?

もちろん大丈夫ですよ。

AGAスキンクリニックのAGA治療ついて

── 治療を検討している方で一番気になるのが「本当に生えるの?」という点だと思います。AGAスキンクリニック様では「発毛実感率」が99.4%と、ほぼ全員の方が発毛を実感している結果となっています。これは、治療開始から4ヶ月~6ヶ月の患者様を対象にアンケートを行った結果のようですが、どのように患者様の発毛実感を調べてらっしゃるのですか?

我々が考えている発毛というのは「何もない状態から髪の毛が生え始めてる」という事を発毛という風に申し上げています。したがって、「フサフサになった事=発毛」という事ではなく、なかったところからも髪の毛が生え始めている、産毛が感じられているという事が一つの発毛実感の目安と考えています。実際生えていないところからでも、ちゃんとお薬を使ってあげられれば新しく生えてくることは十分可能です。

── 全国に50院以上を展開されていて、現在も拡大中です。メリットの一つに、治療中の方が引っ越しされることになった場合、転居先にある医院で治療を受けられるという点があると思います。この場合、引っ越しの手続きなどは必要になるのですか?

手続きは必要ありません。患者様のカルテは共有しておりますので、新しく行く医院にお電話いただいて、「今まで○○で治療をしていた」とおっしゃっていただければ大丈夫です。

── 例えば、育毛メソセラピーの6回コースをお願いしていて途中で引っ越しになった場合、新しいところで引き続き受けられるのですか?

もちろん大丈夫です。それが当院の一つの強みでもあります。「来月から関西なんです」とか「来月から北海道です」とか、転勤なされる方も結構いらっしゃいますが、お近くの院に行っていただければ対応できますのでご安心ください。

── 他のクリニックだと、「ここならメソセラピーはやっているけど、ここは薬だけですよ」というところもありますが、AGAスキンクリニック様はどこの医院でもメソセラピー治療をされているのですか?

はい、行っています。

── 相談に来られる方の年齢は、何歳くらいの方が最も多いですか?

20代、30代が圧倒的に多いでしょうね。若い方が多いです。

── 相談に来られる方の薄毛の進行具合でいえば、どの程度の方が多いですか?

その方々によって違うのですが、例えば20代前半の方であってもかなり進行いる方もいらっしゃいますし、逆に60歳くらいの方で進行し始めたばかりくらいの方もいらっしゃいます。その人によって全然異なっていると思います。

── AGAは進行性ですが、症状が出たらすぐに治療を受けた方がいいのでしょうか?

早いに越した事はありません。それは何故かと言うと、薄くなり始めてから経過年数が長くなれば長くなる程、ヘアサイクルを戻すのに時間がかかるからです。始まってまだ1~2年くらいの方と、始まってから2~30年経過してる方だと、同じ治療をしてもヘアサイクルを戻すのに要する時間が全然違います。当然、始まってからの期間が短い方の方が、より早く満足に近いレベルまで到らせる事ができると思います。

20年30年経過してる方も、お薬を使っていけば効果は感じられるのは間違いありません。ただ、ご自身が満足いくレベルというのが若かりし頃を想定されているのであれば、戻していくには相当な時間が掛かってしまいます。そういう意味合いで、なるべく進行していない早い段階の方が効果も出やすいですし、戻すのに時間もかからないですよ、という話はしますね。

インタビューに答える西垣院長の画像

── AGAになるとヘアサイクルが短くなりますが、発症してからの期間が長い方がサイクルも短くなるのでしょうか?

そうですね、短くなります。

── 治療を受ける事でヘアサイクルは改善されるけども、いきなり元のヘアサイクルに戻るのではなくて徐々に戻っていくという事ですね。そういった意味では、「AGAは年齢が若い方が治りも早い」という噂も、あながち間違いではないのかもしれないですね。

そうですね、それに年齢が上がってくると生活習慣病であるとか不摂生がたたってくるという方も多数いらっしゃいます。血液の流れが悪い方に関しては、やはり必要な栄養分が正常に送り届けられなくなってしまっている可能性がありますので、中性脂肪であるとかそういった根本的なところを改善していただく必要があると思います。同時進行で別の治療を行っていただかなくてはいけないと思いますね。

── ただの都市伝説かと思っていましたが、このようにお話を聞いていくと、若い方がいいというのはあながち間違ってはいないんですね(笑)

そうですね、間違ってはいないですね。

オリジナル治療薬「Rebirth」について

── AGAスキンクリニック様のオリジナル治療薬Rebirthですが、AGAの進行を抑えるフィナステリド、発毛効果のあるミノキシジル、発毛の肥料の役割を果たすサプリメントがあります。この内のどれかが欠けても、発毛は難しいのでしょうか?

そんな事はないですよ。ただ、進行性と申し上げている通り進行を抑えるというのは最低限必須です。そのため、フィナステリドに関しては飲み始めたら飲み続ける事が前提のお薬になりますので、これは外せないですね。

そして、今の状態で満足していない方は今の状態から生やしていきたいわけですから、その場合はミノキシジルも必要になってきます。ただ、ミノキシジルというお薬はある程度ヘアサイクルを戻し切るまでの間に必要なものになりますので、大体皆さん3年ぐらいを目途に服用されています。3年くらい経過すればある程度のところまでは戻せると思いますので、それ以降キープさせるためにミノキシジルは減らしていく、もしくは無しにしていくパターンもあるとは思います。これはもうケースバイケースですね。

サプリメントですけども、肥料とおっしゃいましたが、髪の毛に必要な栄養分になりますので、無いより有った方がいいことは間違いありません。やはりターゲットが男性なので、男性は女性と比べると食べるもののバランスに気を遣われない方も多数いらっしゃいます。その場合は髪の毛まで栄養分が行き届かないという形になりますので、髪の毛に必要な栄養を摂取していただくという意味合いで、サプリメントも必要だとは考えてはいます。

── ミノキシジルを無しにする、減らしていくというお話がありましたが、投薬の回数を1日1回ではなく2日に1回にするといった柔軟な治療もしていただけるのでしょうか?

勿論です。

── そうなれば、治療費も減らしていけますね。

そうですね。目安として3年くらいで徐々にミノキシジルを減らしていき、あとは治療費を抑えながら維持していくというイメージです。

── フィナステリド、ミノキシジルの配合量を教えてください。

フィナステリドに関しては、プロペシアであったりジェネリックのお薬であったり、これはおそらくどのクリニックでも1mgという用量で変わりはないと思います。当院も1日1mgです。

ミノキシジルはクリニックによっても多少違いはあると思いますが、当院では5mgをベースに考えています。例えば副作用が強い方とか肝機能が上がってしまっている方とか、あるいは多少むくみが生じてしまっている方であれば半分の2.5mgに減らすといった対応はしていますし、二日に一回という対応をする事もあります。ミノキシジルは1錠2.5mgで、それを2錠という形でお出ししてるので、1日2錠を飲んでいただいています。

── それなら自在に調整しやすいですね。早く生やしたいという方は1日3錠というのも可能なのでしょうか?

最初から3錠にはしないですね。例えば、お身体も慣れるのに多少時間もかかりますので、いきなりバンッと強く入れてしまうと副作用が強く出る可能性があるので、中々そういう入れ方はできなくてですね、2錠で様子を見てちょっと伸びしろがないなと思う場合はゆくゆく3錠にする場合もあるとは思いますが、1~2年の中では中々ないかなと思いますね。

インタビューに答える西垣院長の画像

── 実は私、一時期個人輸入で薬を買って飲んでた事があるんです。

10mgとかじゃなかったですか?

── 10mg飲んでましたね。

そうですよね、生えました?

── いいえ、全然生えませんでした。(笑)

10mgを飲んでましたという方は結構いらっしゃるんですけども、10mgで生えないというのは理由があって、作用を考えますと本当に10mgなのであれば生えないのは医学的におかしいんです。要は2.5mgの4倍入っているわけですから、我々からするとどうやっても手を出せないようなレベルです。かなり強い訳です。それを飲んでいても生えないという事は、まず本当に10mgなのか疑わしいという事、あとはそもそもミノキシジルなのかも疑わしいという事ですね。

結局それが個人輸入の闇の部分だと思います。無数にある個人輸入のお薬の中から、どれが正規品かどれが偽物かというのは素人目にはわかりませんし、我々にもわからないんです。検査機関に提出して成分が出た場合に初めてわかると言えるレベルなので、そこまでお金をかけてやるのもバカバカしい話です。それでもってもしお身体に支障をきたした場合に、結局自分自身が被害を被る、それも責任の所在もない訳です。

── 私は昔、本当になにも知らずフィナステリドを1日2錠飲んでいたり、飲み忘れた翌日に2日分飲んだりしていた時期がありました。正しい知識がなくてそういう事をやっている人もいるかもしれないのですが、それは危険な行為でしょうか?

フィナステリドに限らず推奨量がベースとなります。フィナステリドも推奨しているのがあくまで1mgを1日1錠という形になりますので、副作用面を考えるとやはり1日当たりの量を増やすというのは正しくはないです。効果を出したいからというお気持ちはすごくわかるんですけども、1日あたりを倍にしたところでおそらく髪の毛に対してはそんなに変わりがあるものではありません。

結局何が大事かというと血中濃度を一定に保つ事が大事になるので、だからこそ毎日飲んでくださいというお伝えの仕方をしています。お薬が切れてしまうとその作用が減ってしまうわけですから、これをまず一定に保つという事を最低限度と考えていただかなくてはなりません。ですので、飲み忘れた次の日に倍の量を飲むという考え方は間違っていまして、リスク面を考えるとやらない方がいいです。

── 血中濃度という言葉が出てきましたが、ミノキシジルは1ヶ月分として2.5mgを60錠処方されていると思うのですが、1日5mgの場合は朝晩といった様に2回に分けて飲む方がいいのでしょうか?

いえ、朝か昼のどちらかに2錠まとめてお飲みいただいた方がいいですね。夜というのは翌日のむくみの原因にも繋がる可能性がありまして、日常生活でお酒などを飲まれる方もいらっしゃいますから、お酒を飲んで時間を置かずにお薬を飲んでしまうと、お薬が正常に働かない、もしくはより強く働いてしまう可能性が出てくるのです。せっかく飲んで効果を出したいのに正常に働かなかった場合、ちゃんとした効果が得られずに困るのは患者様ご自身です。であればリスクの少ない朝とか昼にお決めいただいて、それを継続していただく事をおすすめしています。

── お酒と一緒は良くないというのは、薬が肝臓で代謝されるからですか?

そうですね、基本的には肝臓での代謝になりますので、肝臓に負担がかかりすぎてしまうという事ですね。

── AGA治療薬には副作用があると聞きますが、Rebirthにもあるのでしょうか?

勿論です。当院が出しているお薬だけではなく、例えば市販のお薬もそうですし、全国で売られてるどんなお薬にも副作用が出る可能性があります。当院で出している『Rebirth』にも当然副作用のリスクがない訳ではなく、先程おっしゃられた通り肝臓での代謝がメインになりますから、肝臓への負担がかかり肝機能障害が出る可能性があるという事であったりとかですね。

また、フィナステリドに関しては、男性ホルモンから作られるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制するという事が目的になりますので、遠回りすると若干男性ホルモンにも作用する可能性があるものになります。そういった意味合いでは男性機能の低下へも影響が及ぶ可能性があるとされてはいます。ミノキシジルもむくみであるとか、心臓へ負担がかかる可能性があるため動悸であるとか、血流を良くする事で血圧が下がるとかですね、そういったところが主に副作用かなとは思います。

インタビューに答える西垣院長の画像

── 実際に、患者様の中に副作用が出たといった相談された方はいらっしゃいますか?

いらっしゃいます。

── そちらはやはりミノキシジルの方なんでしょうか?

そうですね、ミノキシジルの方が多いですね。

── 男性機能が…という方もいらっしゃいますか?

いらっしゃいますね。

── そういった場合は処方をやめるのでしょうか?

症状次第ですね。我々には説明義務がありますので、最初にこういう副作用が出る可能性がありますよというご説明をすると、それが頭にインプットされて、プラセボ効果ではないですけども、実際は起きていないのにそうなっている気がするという場合もあるんです。ですので、まずは状態を見させていただいて、症状がどの程度のものなのか、例えば本当に睾丸痛くらい酷いものなのか、そこまで症状が強いのであればそれはすぐにでも服用をやめた方がいいという話にはなりますし、なんとなく性欲が落ちたような気がするというくらいであれば、ちょっと様子を見ましょうかという話をする事もあります。

Dr'sメソについて

── Dr'sメソというメソセラピー治療がありますが、発毛カクテルを注射器で頭皮に注入するという治療です。この発毛カクテルにはどんな成分が含まれ、どのような効果があるのでしょうか?

ミニキシジルと成長因子です。効果は髪の毛を生やすという事と、毛母細胞の活性化です。

── 薬剤は毛母細胞にしっかりと注入されないと効果は薄れてしまうのでしょうか?

おっしゃる通りです。

── 薬剤を注入する部分というのはものすごく薄くて、皮膚の中なので目に見えないところになるわけですよね?注入すべき部分はわかるものなのですか?

感覚ですね。なるべく皮膚の浅い位置に入れるように心掛けていますが、もう本当にこれは経験がものを言います。患者様によっては皮膚の中のスペースが非常に狭かったり硬い方もいらっしゃるので、そういった方は進みづらいというか、液体が入りづらい、抵抗が強い事があるんです。そういう時には多少ゆっくり進めていくとか、あるいは逆に深く刺していたのであれば少し引いてくるとかですね、そういうのはもう感覚の話になってくるので、やはり経験がないとそういうスキルは身についてこないですから、経験がものを言うんじゃないかなと思います。

── 以前、西垣院長にメソセラピー治療をしてもらったという人に話を聞く機会があったのですが、「痛みは全然なかった」と言っていました。

皮膚に針を刺すわけですから痛みをゼロにするのは不可能に近いですが、例えば麻酔科の時に思っていたのが、手術を受けた後というのは皮膚にメスが入ってそれを縫い合わせた状況なので、当然起きた時に痛みは生じます。その起きた時に極力痛みを感じなくするというのが一番のポイントです。色々な先生のやり方を見てきて思った事なのですが、手術を受けた患者様が目を開ける時に眉間にしわを寄せて目を開けられる方もいらっしゃるんですね。という事は、そういった方は痛みを感じて、痛みに対してまだ起きたくないのに起きてしまうという事なんです。要は、麻酔の効き方が浅い、であったりとか、麻酔の覚まし方がまずかった、といったところが背景にあるのですが、そういう事例を色々見てきまして、極力目が覚める時には眉間にしわを寄せずに、お声掛けして初めて目が覚めるような、「もう終わったんですか?」というような、そういう麻酔を心掛けていました。針の刺し方であったり、角度であったり、深さであったり、入れるスピードであったり、場所によっても当然痛みの違いはあると思いますので、そういったところが痛みを極力ゼロに近付けられてるのかなとは思います。

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── Dr'sメソの副作用や注意点はありますか?

針刺し行為になりますので、やはりそれが一ヶ所ではなく悩まれてる箇所に全体的に満遍なく打っていく形になるんですね。したがって、生え際であったりテッペンであったり、全体的に悩まれているという方はそれだけ広範囲になります。広範囲に針を刺すという事はすべてに対して感染のリスクがあるわけです。我々は必ず消毒をして注射するわけですけども、それでも感染というところをゼロにする事は難しいということが一つ。

あとは、中で血管に触れてしまう事もごくごく稀ですがあります。そうなった場合に内出血を起こすというケースもゼロではありません。ただ、内出血を起こしたケースはある程度時間が経てば治っていきますので、様子見とさせていただく事が多いですね。

最後に、お注射をする事によってどうしても相性が良くない方もいらっしゃいますので、例えば熱が出てくるとか、頭痛が酷いとかですね、そういう事もごくごく稀にですがあります。そういった場合はまず安静にしていただいて、次の機会にお注射をどうするかというところでご相談をするという形になります。

── なにかしらそういった症状が出てしまった場合、お電話で相談させていただくことは出来ますか?

そうですね、お電話をいただいてどういう症状なのかをお聞きして、どのような対処が必要なのかという説明をする流れになります。

治療費について

── AGA治療に欠かせないフィナステリドとミノキシジルのセットが、12ヶ月コースであれば1ヶ月あたり14,000円という治療費になっています。他のクリニックの相場と比較すると安いと思うのですが、治療期間が長いことに抵抗を感じる方もいるかもしれません。なぜ、長期間のコースをおすすめするのですか?

我々の基本的な考え方としましては、AGA治療は長く続けるものという認識なんです。どれだけ短くても最低半年、正直半年だと効果が出始めたところくらいなので、そこで終わるというのは基本的に考えていなくて、どう考えても年単位の話になってきます。1年、2年、3年ぐらいが一つの目安になりますので、それくらいまでの間は、続けていただく前提での話になると思います。当院にお越しになられた際に説明する内容の中に12ヶ月コースがベースにあるのはそういう理由からなんです。

月々でのお支払いをされているクリニックさんもあると思うのですが、月々のお支払いですと途中でやめてしまう方が結構多いんです。12ヶ月のセットで申し込むと料金は前払いしてしまっているから、来なきゃいけないという気持ちになるわけです。当院としては継続して治療に来ていただくために、極力そういったコースをベースとしてお話をしています。

── 確かにそうかもしれないですね。最初はとりあえず12ヶ月コースをやってみて、それ以降は先程言ったように柔軟に治療費を抑えながらという治療も可能なんですね。

1年ですごく生えた方も稀にいらっしゃるので、そういった方は2年目から少しペースダウンしましょうかという風にお話をする事もありますね。それはその時の状況に応じて、1年目の内容をずっと続けなきゃいけないわけではありません。患者様の進行具合と効果の出方によって、お話の内容は変わってくるという形になります。

最後に

── AGA治療を検討している薄毛に悩む男性に、一言お願いします。

悩まれているのであれば、相談だけでもいいから来ていただきたいです。悩んでいるという事は、悩み自体がその人にとってはストレスになっているわけです。ストレスを感じているという事は薄毛の進行に拍車をかけている事になりますので、悩んで何もしないという事は更に薄毛を悪化させるという事に繋がっていきます。

悩んでいるのであれば今の状態を見てもらうだけでもいいから、まずお悩みを聞かせてください。それで、まだ治療は必要ないですよという事もあると思いますし、思ったよりも進んでいるとなるかもしれません。その時によってすぐに治療が必要なのか、ちょっと様子見でいいのか、お話の流れが変わってくると思います。ご自身で判断するのは難しいと思いますので、ちょっと一歩踏み出していただきたいなと思います。

インタビューに答える西垣院長の画像

  • インタビュー日:2018年12月10日
  • インタビュー場所:AGAスキンクリニック新宿駅前院
  • インタビュアー:金井 伸一
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金井 伸一

金井 伸一

毛髪診断士。「ハゲ活」編集長。25歳で頭頂部から薄くなりあっという間に若ハゲになる。20代30代のほぼ全てをAGA治療に費やす。通院したクリニックの数は10以上。AGA治療に関するお役立ち情報をお届けします。

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