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【AGA治療名医インタビュー】アイランドタワークリニック 新宿院 院長 坂本有孝先生

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ハゲ活編集長金井(かない)が、日本全国の薄毛男性を代表して人気クリニックのドクターにインタビューをする企画「AGA治療名医インタビュー」です。

第二弾は薬によるAGA治療と並んで有効な薄毛対策である自毛植毛において、日本国内の自毛植毛シェア50%以上(※)を誇るアイランドタワークリニック新宿院の坂本 有孝(さかもと ありたか)院長です。

95%以上の高い生着率をどのようにして実現しているのか?手術の傷跡が目立たない独自の植毛法である「i-Direct法」や、手術をする医師がどのようにして高い技術を身につけたのかなど、薄毛男性なら絶対聞きたい質問を遠慮なくぶつけてきました。

※2013~2016年度植毛国内市場 医業収入金額ベース (株)矢野経済研究所調べ 2017年7月現在

坂本院長について

坂井院長プロフィール画像

ここに坂井院長への質問内容が入ります

自毛植毛について

── 施術を受ける年齢層の割合を教えてください。

ボリューム帯としては25歳~35歳が多いです。ただし、施術を受けられる方は20代前半から70代の方までいらっしゃいます。個人的に手術をした最高年齢の患者様は78歳でした。年齢が高めの患者様の場合、病気の有無などお身体の安全性を十分考慮したうえで、ご案内しています。

── ちなみに、78歳の方の植毛量はどのくらいだったのですか?

1,500グラフト程度されました。先日も74歳の方がお越しになり、薄毛の状態としては1日の最大植毛数である3,000グラフトが必要な状態であり、ご本人もできるだけ多くの植毛を希望されました。しかし、ご年齢やお身体のことを考えるとおすすめはできませんので、まずは半分の1500グラフトを試していただき、結果を見て2回目をやるかどうか検討しましょうという話をさせていただきました。

── 薬によるAGA治療薬と並行して自毛植毛を受ける人の割合を教えてください

肌感覚では薬を飲んでいるかたの方がやや多いと感じます。ただ、薬による治療など全くされたことがないという方もいらっしゃいます。

── 薬での治療をせずに初めから自毛植毛を希望される方もいるのですか?

まずはお薬の治療から始めてもらうというのが基本方針ではありますが、薄毛の状態を診断し、薬による治療を受けても患者様が満足するほどに復活することは難しいくらい薄毛が進行している方もいます。そういった方には最初から自毛植毛の手術を検討をおすすめします。ただし、現状以上に薄毛が広がらないよう、お薬によるフォローも必要ですとお伝えしています。

M字や生え際が薬で満足できるくらい回復することは難しい

インタビューを受ける坂井院長の画像

──10代後半でAGAになり、20代前半でM字や生え際が後退している方もいると思いますが、そういった方が薬でM字や生え際を発毛させるというのは難しいのでしょうか?

薬は効果に個人差があります。頭頂部は比較的効果が出やすいと言われていますが、M字や生え際が薬で満足できるくらい回復することは難しいです。

──生え際、M字、前頭部、頭頂部の内、植毛を希望される人が多いのはどの部分ですか?

M字、生え際の後退を戻したいという方が多いです。もちろん頭頂部を増やしたいという方も多いですが、比較するとM字、生え際が多いです。

──複数回施術を受ける人もいると思いますが、2回、3回と受ける人はどの位いますか?

約2割程度です。2回目の手術を希望される方の理由として多いのは、もっと密度を増やしたいとう方と、以前よりも薄毛が進行してしまったので増やしたいというケースです。

「本当に生える」ということを実感していただけたのではないか

インタビューを受ける坂井院長の画像

──2回目の手術を希望される方は、1回目からどのくらいの期間を空ける方が多いのでしょうか?

密度を増やしたい方の場合、1回目の手術から1年後くらいにご相談される方が多いです。1年経って「本当に生える」ということを実感していただけたのではないかと思います。以前よりも薄毛が進行してしまったという方の場合、1回目の手術から2~3年後のご相談が多いです。

──自毛植毛は一度の手術に必要な金額が決して安いとは言えないと思いますが、2度目を希望するということは、費用対効果の面で満足してもらえているということなのでしょうか?

そうですね。費用対効果で満足いただけてなければ、2回目を受けようと思っていただけないと思います。自毛植毛は決して安い手術でありません。また、ご予算もあると思うので、皆さんが希望通りの手術を出来るとも限りません。ご予算によっては希望通りまでの量にはいかないかもしれませんが、これくらいまではできますよということをお話してご理解いただき、手術いたします。そうして実際に生えた髪を見ると、「やっぱりもうちょっと増やしたい」とお考えになる方が多いようです。

──自毛植毛は薬による発毛のような副作用がないというのがメリットの一つですが、施術を受ける前に把握しておくべきデメリットがあれば教えてください

まず最初に患者様にお伝えしているのが、「自然と元々生えているような密度には決してなりません」ということです。根本的な期待値が大きいと、いくら良い手術が出来たとしても満足していただけないという結果になります。技術は発達していますが、人の手で作り出せる密度には限界があります。ぱっと見は自然になりますが、水に濡れたときなどそれなりの頭皮の透け感は残ります。

i-Direct法について

──i-Direct法を他院の植毛法と比較した時に、メリットである点はどこですか

後頭部の頭皮をメスで切る方法(FUT法)やロボットを使った植毛法とは明確な違いがあります。例えばロボットの植毛も進化したとは言っても、採取するときのパンチの径は大きいです。それによって採取したドナー部の傷跡は目立ちやすいです。もう一つが、当院のように医師が手でやることにやって、一人一人の患者様に合わせて微細な調整が出来るという点です。肌質や皮膚の硬さ、毛が硬いか柔らかいか、くせ毛かどうかによってやり方は変わります。ロボットではそこを調整することが難しいです。その結果切断率(※)が高くなってしまいます。

※切断率とは、株を採取する時に毛根を切断してしまい、使用できなくなってしまう確率のこと。採取できる量には限りがあるため、資源を無駄にしないためにも切断率の低い方法で自毛植毛を行うことはとても重要。

──ロボットで切断率が高くなってしまう理由をもう少し詳しく教えていただけますか?

髪の毛というものは、頭皮に対して直角ではなく斜めに生えています。また、表面に見えている毛の角度と皮膚の中の毛の角度が一緒だとは限りません。中には微妙にカーブしている毛もあります。そこを無視して採取してまうと、皮膚の中にある毛包の組織を切断してしまうことになります。熟練した技術を持つ医師の手であれば、経験と実績からクセを見抜いて微妙に調節することが出来ますが、ロボットではそれが出来ません。切断してしまったドナーは移植できません。採取できるドナーには限りがありますので、切断率が高くなれば、その分移植できる本数が少なくなるということです。

──なぜFUT法ではなくFUE法をベースとして採用されたのですか?

理由は主に2つあります。1つ目は、FUT法は患者様の後頭部に大きな傷跡を残す可能性があるからです。「うまく縫えば傷跡は目立たない」とも言われますが、形成外科医でもある私から言わせていただくと、皮膚を切り取りぐっと寄せて縫う訳ですから、傷は広がろう広がろうとします。いくらいくらキレイに縫おうとしても、場合によっては傷跡は広がってしまい、短髪にしたときには跡が目立ってしまうこともあります。また、FUT法の場合は術後の痛みもあります。
2つ目は生着率の面です。i-Directの場合、パンチという器具を使って株をくりぬいて採取し、そのまま移植します。対してFUT法の場合は帯状に切り取って採取したものを、「株分け」といって顕微鏡を見ながら一つ一つに分ける必要があります。熟練の技術がない人が株分けをした場合、株がダメージを受けていることがあります。そのような株は植えたとしても生着せず、髪は生えてきません。実際に、他院のFUT法で植毛をされた方で、ビックリするくらい生えていない人が相談に来て、当院で手術をやり直したことも何度もあります。

自毛植毛は髪の毛の移植ではなく、髪の毛を作ってくれる細胞の移植

インタビューを受ける坂井院長の画像

──自毛植毛の場合、髪の毛を成長させる毛包をすべて移植するわけですが、低品質の株分けにより、幹細胞が存在しヘアサイクルに関与する毛隆起(バルジ)や、毛母細胞といった重要な部分にダメージが及んでいることがあるということでしょうか?

自毛植毛は髪の毛の移植ではなく、髪の毛を作ってくれる細胞の移植です。株分けする時は毛根がついていれば良いというわけではありません。トリミングといって、採取した株の皮膚や組織を切り落とす作業があるのですが、その際に大切な部分まで切り落としてしまえば、移植をしても髪は生えません。他院のFUT法で生えてこなかった方は恐らくそういった症例だと思います。
また、ロボットによる植毛も採取するパンチの径が大きいためトリミングの作業が必要となり、同様に大切な部分まで切り落とされてしまうという可能性があります。当院のi-Direct法では採取したものをそのまま移植しますので、トリミング不要です。大切な部分に傷をつけることもありません。

──FUE法はFUT法と比較して切断率が高いと聞きますが、i-Directではどうなのでしょうか?

FUE法はFUT法に比べて医師の技術が切断率に大きく影響します。以前はFUE法の経験を積んだ医師があまりいなかった為にそうコメントされることが多かったのですが、現在はFUE法の技術が高い医師も増えました。FUT法では株分け時にグラフトを傷つけてしまうリスクがありますので、トータルでみたら切断率はそこまでかわらないと言えるのではないでしょうか。
i-Directを行う当院では、十分な経験と技術を持つ医師が施術を行うので、切断率は最低限に留められています。

──アイランドタワークリニック様の自毛植毛が「切断率が低く生着率が高い」と言われる理由は、i-Direct法という植毛法もありますが、手術される医師の技術が高いことが一番の理由なのでしょうか

技術の差は大きいと思います。器具に左右される面もあると思いますが、経験した症例数や医師の技量によるところが大きいと思います。

──FUE法で95%以上の生着率はなかなかないと思いますが、どうやって実現しているのですか?

採取する時に大切な部分を損なわないということも生着率を高める一つの要素ですが、もう一つは植える時に、当院ではインプランターという空気圧を使った機械で植えます。通常手で植える場合は鑷子(ピンセット)で株を持って植えるわけです。すんなり植えられればいいですが、なかにはうまくいかずに何度も株を触ってしまい、株にダメージを与えて生着率が低下するということもあります。当院では株にダメージを与えないよう空気圧を使って植えていますが、この点も高い生着率を実現する要素です。

──施術中に痛みはあるのでしょうか?

手術の際は局所麻酔を使います。麻酔を打つ際の痛みは少しありますが、その後の施術中は麻酔が効いていますので、痛みはほとんどありません。大抵の患者様は「思ってたより痛くなかったよ」と仰います。

後頭部を切り取る手術と比較すると痛みは圧倒的に少ない

インタビューを受ける坂井院長の画像

──手術が終わり、麻酔が切れた後の痛みはどうなのでしょうか?

多少ヒリヒリしたり鈍く痛むということはありますが、FUT法のように後頭部を切り取る手術と比較すると痛みは圧倒的に少ないです。手術後は鎮痛剤をお出ししていますが、鎮痛剤を飲む必要もなかったという方もいます。ただし、手術当日は安眠できるよう、1錠飲んで寝てくださいとはお伝えしています。

──i-Directはメスを使わない植毛法ですが、FUT法のような後頭部の傷痕が目立たない植毛法だと認識しています。短髪にしても採取した跡は目立たないのでしょうか?

恐らく、髪の毛の長さが5ミリもあれば十分隠れます。ただし、1ミリ2ミリといった長さにされると見えてしまいます。

──傷痕は手術から期間が経っても残るのでしょうか?

採取したところからは毛が生えませんので、傷跡というよりは点状の白い跡が残るようになります。髪の長さを1ミリくらいに短くすると、採取したところが点々に見えてしまいます。

──一度の施術でどのくらい増やすことが出来るのですか?

当院の決まりでは1日の最大手術株数は3,000株としています。やろうと思えばもっとやれるのですが、ただ、患者様も疲れてくる、手術する方も疲れてくる。そうなると安全性が揺らいでくるかもしれないし、施術のクオリティも揺らいでくるかもしれません。じゃあどこかで線引きしようとなったときに、3,000株であれば安全性やクオリティも落とさずにできるという理由で決めています。他院ではもっと多くやっているところもありますが、当院では患者様のことを考え、3,000株としています。

──もっと増やしたいという場合は2回目の手術を受けるということになりますが、1回目の手術からどのくらいの期間を空ければ2回目の手術は受けられるのでしょうか?

部位が被るようであれば10ヶ月~1年が経過し、植えた毛がそれなりの太さになり、最終的なボリューム感が見えてくるまでは空けた方が良いでしょうとお伝えしています。ただし、1回目と2回目の手術部位が違う場合は3ヶ月程度空けてもらえば大丈夫です。

──同じ部位の場合に間隔を長く空けるというのは、移植する髪の毛同士が干渉してしまうことを避けるためですか?

そうです。最初に植えた毛はすぐに生えるわけではありません。ある程度時間が経って生えてきだしてからも、術後1年くらい経つまでの間というのは、生え始めの細い毛が太っていく期間になります。間隔を空けずに同じ部位に植毛してしまうと、前に植えた毛の成長を妨げてしまう可能性があります。

──1時間あたりに採取できる株数が800~1,500株とのことですが、世界平均は400~600株です。どのようにして倍以上の速度での採取を可能にしているのですか?

具体的な作業内容としては、医師が株をくり抜き、それを看護師がピックアップしてガーゼに並べていくという作業の繰り返しです。餅つきをイメージしていただきたいのですが、この「くり抜いてピックアップする」という作業が、熟練の技術があると餅つきのスピードが速くなります。また、切断そのものが少ないので余計な時間もかかりません。医師だけでなく看護師の技量もとても重要です。

施術後について

インタビューを受ける坂井院長の画像

──施術後の注意点はありますか?

きちんと生着してくれるために、洗髪をするときには術後1週間程度は植えたところをこすらない、お酒やたばこは控えるということがあります。

──施術後、移植した髪がいったん抜けてしまう「一時的脱毛」というものがあるようですが、一時的脱毛は施術後どのくらいで始まるのでしょうか?

だいたい術後2週間を過ぎたあたりから始まります。術後1ヶ月で8~9割の方がほぼ抜けます。そこから髪の毛はヘアサイクルの休止期に入り、3ヶ月~4ヶ月生えない時期になります。

──施術後、「ショックロス」により植毛した髪の周囲に元からある髪が脱毛するようですが、抜けてしまった髪はまた生えてくるのでしょうか?

ヘアサイクルが終わるわけではありませんので、また生えてきます。

──一時的脱毛を経て、植毛した髪が発毛を始めるのは、施術後どのくらいの期間が経ってからでしょうか?

術後3~4ヶ月後になります。最初は細い毛ですが、徐々に太さを取り戻します。

クリニックについて

──安全第一とした治療を続け、10年以上無事故・無違反とのことですが、どのようにして安全性を高めているのですか?

医師としては当たり前の話なのですが、患者様の既往歴、持病などを漏れなくヒアリングし、それに対して必要であれば患者様の主治医の先生や専門機関に対して「診療情報提供書」を渡し、確認して必ずお返事をもらってきていただくようにしています。それを参考に手術をするかしないか判断します。また、院内でも医療安全委員会という委員会があります。一人の医師が手術すべきかどうかと迷った場合、医療安全委員会になげかけると複数のドクターで意見を出し合い、判断するようにしています。

ドクターについて

──実際に施術を行えるようになるまでに、修行のような期間はあるのですか?

もちろんあります。最初はベテラン医師について、徐々に経験を積んでいきます。ベテラン医師から独り立ちしても良いとお墨付きを得たら、移植数の少ない手術から独りで手術をします。現在の若い医師には独り立ちにさらに厳しい技量を求めています。
看護師にも研修期間があり、ある数値をクリアしないと独り立ちはできないようになっています。院内で非常に厳しい研修プログラムを設けています。100項目を超えるチェック項目があり、基準をクリアする必要があります。

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  • インタビュアー:金井 伸一(ハゲ活編集長)
  • インタビュー場所:アイランドタワークリニック新宿院
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金井 伸一

金井 伸一

毛髪診断士。「ハゲ活」編集長。25歳で頭頂部から薄くなりあっという間に若ハゲになる。20代30代のほぼ全てをAGA治療に費やす。通院したクリニックの数は10以上。AGA治療に関するお役立ち情報をお届けします。

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