AGA予備軍必見!低コストで出来る5つの薄毛予防
薄毛は遺伝します。あなたの血縁関係、特に母方の祖父が薄毛だと、あなた自身も薄毛になる可能性があります。それはAGA(男性型脱毛症)と呼ばれる症状が原因です。
AGAによる薄毛は20代であって、大きく進行してしまうケースがあります。現在、AGAは病院で治療を受けることとでほぼ確実に治療が出来ます。しかし、費用もそれなりにかかるため、特に20代の場合は金銭的な理由で治療を受けることが出来ないことがあります。
そこでオススメしたいのがAGAの発症を遅らせる予防対策です。生活習慣の見直しや食生活の改善など、出来るだけ費用をかけずに手軽にできる予防法をご紹介します。
目次
AGA(男性型脱毛症)とは
AGA(男性型脱毛症)とは男性特有の症状で、額の生え際、または頭頂部から髪の毛の後退が始まるか、その両方から薄毛が進行していきます。
AGAが発症する時期は思春期以降になります。
AGAの原因
普通の病気と同じく、AGAには明確な原因があります。以下はAGAの原因物質と症状の詳細です。
原因物質は男性ホルモン
AGAの原因物質はテストステロンと呼ばれる男性ホルモンです。テストステロンが5αリダクターゼと呼ばれる成分と関わると、DHT(ジヒドロテストステロン)に変化します。
DHTは成長途中の髪の毛に対し脱毛を促す信号を送る、AGAの元凶となる存在です。
ヘアサイクルの乱れにより薄毛になる
AGAが発症すると体内ではある変化が起きます。それはヘアサイクルの乱れです。ヘアサイクルは成長期と退行期と休止期の3種があります。髪の毛が最も成長しているのが成長期で、ヘアサイクルの中で最も長期間です。
しかし、AGAの発症によりDHTが成長期の髪の毛に脱毛を促す信号を送り、髪の毛は成長途中で抜け落ちます。その結果、成長期が極端に短くなるというヘアサイクルの乱れが発生するのです。
プロペシアを服用した予防法
費用はかかりますが最も効果的な予防方法がプロペシアの服用です。プロペシアはもともと前立腺肥大の治療薬でしたが、臨床試験を行う過程で薄毛改善の効果が確認されて育毛剤としての研究が進み、1997年にAGA治療薬として認可されました。
日本ではMSD社(旧万有製薬)から発売されているプロペシアが一般的に有名ですが、これはフィナステリドという薬の商品名です。
プロペシアはAGAの進行をストップする効果がある
プロペシアの服用を開始すると、ヘアサイクルの乱れは正常に戻っていきます。つまり、AGAの進行をストップできるのです。
その仕組みですが、プロペシアには5αリダクターゼの抑制効果があります。5αリダクターゼの活動を抑えることで、AGAの原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)の発生を抑えるのです。
AGAの進行が止まっていれば薄毛になることはありません。そのため、AGAが発症して薄毛になる前から予防として服用するのです。
費用は月7,000円程度
プロペシアによる予防の利点の1つは現実的な価格であることです。費用は1ヶ月分で7000円程度です、ジェネリックの場合は6,000円程度とさらに安くなります。
薄毛予防に効果なシャンプーや育毛トニック、育毛剤を使っている方がいますが、プロペシアさえ飲んでいればこれらヘアケア用品は使う必要ありません。しかも効果は育毛剤等よりも確実です。
プロペシアはあくまでもAGAの進行を遅延し、現状維持を目的とした薬です。AGAが発症し薄毛になってしまってからは現状維持では足りず、ミノキシジルといった発毛の薬を飲む必要が出てきます。当然費用は高くなります。
プロペシアの処方は専門クリニックで
プロペシアの入手は様々な手段があります。ですが、プロペシアを利用したい時には、専門クリニックで処方して貰うべきです。
最近では、海外で作られたプロペシアのコピー薬品を個人輸入代行業者を通じて安価で購入することが出来ますが、厚生労働省も注意喚起をしているように、まったく効果のない偽薬の可能性がとても高く、場合によっては個人輸入の医薬品を服用して死亡するケースも起きています。
専門クリニック以外でプロペシアを入手する行為は絶対にやめましょう。
食事での予防法
バランスの取れた食生活を送ることは、健康維持のためには大切です。そして、特定の栄養素を重点的に摂ることは、AGA予防の効果があります。
ここではAGA予防として意識的に摂取したい栄養素と食事について説明します。
納豆などタンパク質の多い食事を摂る
髪の主成分はケラチンタンパク質というタンパク質の一種です。タンパク質を多く摂ることで、ケラチンタンパク質は体内で生成されます。
AGA予防が成功していても髪の毛の基が無ければ、薄毛になってしまう恐れがあります。よって、薄毛予防を実現させるなら、納豆などのタンパク質が多いメニューを組み込むべきです。
生牡蠣やレバーなどミネラル(亜鉛)の多い食事を摂る
毛根の新陳代謝や細胞分裂が行われなければ、髪の毛が成長することはありません。そして、それらに貢献しているのが亜鉛です。
また、亜鉛は髪の毛を保護しているキューティクルの効果を高めています。亜鉛を特に多く含んでいるのは生牡蠣ですが、食卓に並ぶことが多いレバー類などで摂取するのもオススメです。
緑黄色野菜やかんきつ類などビタミンの多い食事を摂る
全部で13種類あるビタミン類は、薄毛予防の効果があります。頭皮健康の維持や毛母細胞の活発化などが有名です。
複数の種類のビタミンを摂取したい時には緑黄色野菜を選び、ビタミンCが欲しい時には柑橘類が有効です。ビタミンCは体内で生成されないので、積極的に摂取する必要があります。
シャンプーや育毛トニックでの予防法
頭皮の環境や血行を良くすることはAGA予防にとって重要です。そして、育毛効果があると謳われているシャンプーや育毛トニックは、それらを実現します。
AGA予防になるシャンプーの選び方
AGAを進行させてしまう原因の1つは、頭皮の状態の悪化です。洗浄力の強いシャンプーを使い続けることで、頭皮はダメージを受けてしまいます。
シャンプーを選ぶ際のポイントは、汚れが良く落ちることではなく、頭皮に対してどれだけ優しいかです。頭皮への負担が軽いシャンプーであれば、AGAの進行を抑えられます。
シャンプー、育毛トニックの正しい使い方
AGA予防のために正しいシャンプーや育毛トニックを選んでも、台無しにしてしまう恐れがあります。それらを利用する時に、爪を立てているからです。
デリケートな頭皮は、爪で引っ掻くだけでダメージが蓄積していきます。頭皮を磨く動作をする時には、指の腹を使って優しく丁寧に行うべきです
サプリメントでの予防法
AGA予防のためには食生活が重要だと説明しました。ですが、髪の毛に配慮したメニューを用意し続けることは大きな手間がかかります。また、栄養の中には摂取し難いものがあるのも事実です。
そこでAGA予防のためにサプリメントが注目されるようになりました。不足しがちな栄養を簡単に補えるサプリメントは、前述した2つの問題を同時に解決できます。
サプリメントを選ぶ時には、自身の食生活を省みるのがポイントです。不足していない栄養をサプリメントでフォローしても、あまり効果がないからです。
生活習慣の改善による予防法
AGAによる薄毛が進行してしまうリスクは、生活習慣の乱れも関係しています。AGA予防のためには、規則正しい生活習慣の実施も重要です。
禁煙する
タバコを吸っている人は、潜在的に薄毛のリスクを抱えています。タバコを吸うことで血管が収縮してしまうからです。
髪の毛の成長に必要な栄養は、血管を通って送り届けられます。血管が縮んでしまえば、それらの伝達量が減ってしまうのは当然です。AGAの進行を抑制したいなら、禁煙を実施すべきです。
睡眠をしっかりとる
髪の毛は寝ている間に大きく成長すると言われています。逆に言えば、寝ている時間が十分に確保されていないと、髪の毛は成長する機会を逃してしまうのです。
十分な睡眠時間を確保することも、AGAの進行を防ぐには大切です。そして、髪の毛が最も成長するタイミングは、夜の10時から2時になります。その時間帯は極力睡眠が取れるよう、早寝早起きを心がけましょう。
ストレスを解消する
精神的なストレスもAGAの進行に関わっています。大きなストレスを抱えていると、血行不良を起こしてしまうからです。
それを解消するためには、運動や趣味に没頭することが効果的です。充実した休日を過ごすだけで、AGAの予防は成功します。
まとめ
男性ホルモン(テストステロン)が5αリダクターゼと作用することで、AGAの原因物質DHT(ジヒドロテストステロン)と変化する
DHT(ジヒドロテストステロン)が成長期の髪に対し脱毛の信号を送ることがAGAの原因
AGAによって髪の毛の成長期が短くなり、ヘアサイクルが乱れる
プロペシア(フィナステリド)にはAGAの進行を遅延する効果がある
プロペシアの服用は1ヶ月6,000~7,000円程度の費用で出来る最も効果的なAGA予防である
プロぺシアは個人輸入サイト等で購入せず、必ず医師の処方を受ける
髪の毛の主成分はタンパク質であり、食事によるタンパク質の摂取はAGA予防になる
亜鉛には毛根の新陳代謝や細胞分裂だけでなく、キューティクル効果もある
ビタミン類には毛母細胞の活性化や頭皮健康を維持する効果がある
食事で十分な栄養素が摂取できない時はサプリメントを活用する
タバコを吸うと血管が収縮し、薄毛の原因となる
髪の毛を成長させるには十分な睡眠時間を確保し、早寝早起きを心がける
ストレスを抱えて血行不良にならないように、ストレス解消法を見つける
石水 朋哉

最新記事 by 石水 朋哉 (全て見る)
- 通院不要で治療費も節約!オンライン診療対応のAGA治療クリニックおすすめ5院 - 2020年4月29日
- 育毛剤がAGAの薄毛に効かない3つの理由と正しい対策 - 2019年3月22日
- 50代でも生える!原因を理解して始める3つの正しい薄毛対策 - 2019年3月12日
