AGA治療の血液検査は必要?検査項目・費用・結果の見方【2026年】

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AGA治療前後の血液検査で確認する項目と費用

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AGA治療を始めるときに「血液検査は必ず必要?」「オンライン診療で採血がないけれど大丈夫?」「結果のどこを見ればいい?」と迷う方は少なくありません。

血液検査は、頭髪だけを調べてAGAを確定する検査ではありません。治療前の健康状態を把握する、薬を使えるか医師が判断する、治療中の変化を確認する、AGA以外の脱毛原因が疑われるときに追加で調べる、といった目的で行われます。

この記事では、AGA治療と血液検査の関係、よく確認される項目、フィナステリド・デュタステリド・ミノキシジルとの関係、提携中4サービスの費用と対応を、2026年8月26日時点の公的資料・電子添文・各院公式情報から整理します。

先に結論

  • 血液検査だけでAGAかどうかを確定することはできない
  • すべてのAGA患者に同じ検査項目を課す全国共通ルールはなく、薬・既往歴・症状により医師が判断する
  • 肝機能、腎機能、血球、鉄、甲状腺、PSAなどが候補になるが、全項目を毎回測るわけではない
  • フィナステリド・デュタステリド服用中は、PSA検査を受ける医師へ服用を必ず伝える
  • 検査値は基準範囲から外れただけで病気や副作用と断定せず、処方医に評価してもらう

黄疸、褐色尿、強いだるさ、胸痛、息苦しさ、失神しそうな感覚、急なむくみなどがある場合は、次の定期検査を待たず、処方元または医療機関へ相談してください。

AGA治療の血液検査は必須?

全員に同じ血液検査が一律必須とはいえません。日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」は、AGA治療の推奨度を薬・施術ごとに示していますが、すべての男性AGA患者に共通する血液検査一式は定めていません。

一方で、検査が不要という意味でもありません。実際の診療では、使う薬、年齢、既往歴、健康診断の結果、併用薬、脱毛の現れ方に応じて、治療前または治療中に検査が必要と医師が判断することがあります。クリニック独自の安全管理として、特定の薬を初めて処方する前に血液検査を行うケースもあります。

検査の有無だけで医療機関の良し悪しは決められません。重要なのは、検査を行う理由、調べる項目、結果を誰が評価するか、異常値が出た場合の対応を診察で確認できることです。

血液検査を行う4つの目的

1.治療前の健康状態を把握する

AGA治療薬は、誰でも同じように使えるわけではありません。肝臓や腎臓の状態、心血管系の病気、現在飲んでいる薬などにより、処方の可否や薬の選択が変わります。治療前の検査値があれば、治療後に数値が変化したときの比較材料にもなります。

2.薬を継続できる状態か確認する

処方後の血液検査は、体調変化の有無を確認し、治療を続けるか、再検査するか、薬を変更・中止するかを医師が判断する材料になります。検査時期は薬や医療機関により異なるため、「何か月後に、何を調べるか」を診察時に確認してください。

3.AGA以外の脱毛原因を調べる

AGAは、生え際や頭頂部を中心に一定のパターンで徐々に進行することが多い脱毛症です。短期間に広い範囲が抜けた、円形・まだらに抜けた、頭皮の赤みや痛みが強い、眉毛や体毛も減った、強い疲労感や体重変化がある場合は、別の脱毛症や全身状態の影響を考える必要があります。

この場合、問診と診察に加え、貧血、鉄不足、甲状腺機能などを調べることがあります。ただし、血液検査の数値だけで脱毛原因を自己診断することはできません。

4.PSA検査を正しく評価する

PSAは前立腺の状態を確認する際に用いられる指標で、AGAを診断する検査ではありません。フィナステリドとデュタステリドはPSA値を低下させるため、服用している事実を知らずに結果を評価すると、判断を誤るおそれがあります。

AGA治療を受けている方が健康診断や泌尿器科でPSA検査を受ける場合は、薬の商品名、成分、用量、服用期間を検査担当医へ伝えてください。

AGAは血液検査だけでは診断できない

AGAの診断では、薄毛の始まり方、進行速度、家族歴、生え際・前頭部・頭頂部の状態、毛髪の細さなどを総合的に確認します。血液検査で「AGA陽性」「AGA陰性」と判定するものではありません。

遺伝子検査やホルモン検査を受ければ、将来のAGAや治療効果が確実に分かるとする広告にも注意が必要です。検査結果だけで発症や効果を断定せず、診察結果と合わせて医師から説明を受けましょう。

皮膚科での確認を優先したい変化

  • 数週間から数か月で急に抜け毛が増えた
  • 円形やまだらな脱毛がある
  • 頭皮に強い赤み、痛み、かさぶた、膿がある
  • 眉毛、まつ毛、体毛にも脱毛がある
  • 発熱、体重変化、強い疲労感など全身症状がある

よく確認される検査項目と意味

次の表は、AGA診療や脱毛の鑑別で話題になりやすい項目を整理したものです。すべての項目を全員が受ける一覧ではありません。検査項目、基準範囲、単位は医療機関・検査会社・年齢・性別などで異なります。

検査項目の例 主に確認すること AGA治療での位置づけ
AST・ALT 肝細胞の障害を考える材料 肝臓で代謝される薬や肝機能障害がある方の判断材料になる
γ-GTP・ALP・総ビリルビン 肝臓・胆道系の状態を考える材料 AST・ALTなどと組み合わせて医師が評価する
クレアチニン・eGFR 腎機能を考える材料 既往歴や併用薬、処方内容に応じて確認されることがある
赤血球・ヘモグロビンなど 貧血などを考える材料 びまん性の脱毛や全身症状がある場合の鑑別に使われることがある
フェリチン 体内に蓄えられた鉄の目安 鉄不足が疑われる場合に追加されることがある
TSH・FT4 甲状腺機能を考える材料 甲状腺疾患を疑う症状や脱毛がある場合に検討される
カリウム・ナトリウム 電解質の状態 既往歴や併用薬などに応じて確認されることがある
PSA 前立腺の状態を評価する指標 AGA診断用ではない。5α還元酵素阻害薬の服用情報が結果の評価に重要

例えばALTだけが基準範囲を少し外れたからといって、AGA治療薬が原因とは限りません。飲酒、肥満、感染症、激しい運動、他の薬やサプリメントなど、さまざまな要因が関係します。反対に、基準範囲内でも症状や経過によって追加評価が必要な場合があります。

結果表を自分で丸付けして処方可否を決めず、検査を依頼した医師または処方医に確認してください。

薬ごとに異なる血液検査の確認点

フィナステリド

フィナステリドは、日本で男性における男性型脱毛症の進行遅延に承認された処方薬です。PMDAの電子添文には、肝機能障害が重大な副作用として記載され、肝機能障害のある患者では医師へ伝える必要があります。

また、国内の男性型脱毛症患者を対象とした試験でPSA濃度の低下が確認されています。前立腺の検査を受ける際は、検査担当医にフィナステリドの服用を知らせてください。PSAをAGAのために全員が測るという意味ではありません。

デュタステリド

デュタステリドも日本で男性型脱毛症に承認された処方薬です。電子添文では重度の肝機能障害がある患者は禁忌とされ、主に肝臓で代謝されることが示されています。

デュタステリドもPSA値に影響します。PMDAの電子添文は、服用中にPSA検査を受ける際、服用について医師に知らせるよう注意を促しています。服用期間を含め、正確に伝えましょう。

ミノキシジル外用薬

国内承認された一般用医薬品のミノキシジル外用薬は、購入時に必ず血液検査を受ける薬ではありません。ただし、心臓・腎臓の障害、むくみ、高血圧・低血圧などがある方は、製品の説明書に従って医師・薬剤師へ相談する必要があります。

AGAクリニックの独自濃度の外用薬は、国内承認品と濃度や入手経路が異なる場合があります。製品名、濃度、国内での承認状況を確認してください。

ミノキシジル内服薬

ミノキシジル内服薬は、日本ではAGA治療薬として承認されていません。日本皮膚科学会のガイドラインは内服を推奨度Dとしています。血液検査を受ければ国内承認薬になるわけでも、リスクがなくなるわけでもありません。

処方を提案された場合は、国内未承認であること、承認薬で代替できない理由、循環器系を含む副作用、診察・検査・緊急時対応について説明を受けてください。既往歴や血圧、併用薬などから対面評価が必要と判断される場合もあります。

AGAクリニック4サービスの血液検査費用

当サイトが広告提携中の4サービスについて、男性AGAの公式ページで確認できた血液検査の扱いを比較しました。料金・条件は2026年8月26日時点です。実際に必要な検査は診察結果や薬により異なります。

サービス 公式案内上の血液検査 確認したい点
AGAスキンクリニック 治療を始める場合の血液検査は無料。クリニカタナカは1回11,000円で初診料5,500円 希望する薬で検査が必要な時期と項目
Dr.AGAクリニック 血圧検査・血液検査など必要な検査を無料と案内 処方前後の検査回数と独自配合薬の承認状況
ゴリラクリニック 同院でフィナステリド・デュタステリド・ミノキシジルの処方が初めての場合は3,800円。3か月トライアル契約は無料 プラン・院による取扱いと検査条件
DMMオンラインクリニック 男性AGAページでは通常の血液検査の実施方法・料金を明確に確認できず 手元の健診結果を使えるか、別途検査が必要か、どこで受けるか

DMMオンラインクリニックの男性AGAページは、診察料0円・配送料550円と案内しています。また、全額保証制度では、血液検査結果により服用継続が困難になった場合に結果提示を求める条件があります。しかし、通常診療で全員に採血する、検査費が無料という意味ではありません。予約時または診察時に確認してください。

対面で無料の血液検査を希望するならAGAスキンクリニック

AGAスキンクリニックは、治療開始時の血液検査費を原則無料と公式FAQで案内しています。対面で頭皮診断と採血をまとめて相談したい方は、希望する薬と検査時期を確認しましょう。クリニカタナカは費用が異なります。

AGAスキンクリニックで血液検査を相談する(広告)

対面診療と各種検査をまとめて相談するならDr.AGAクリニック

Dr.AGAクリニックは、血圧検査・血液検査などAGA治療に必要な検査を無料と案内しています。同院はフィナステリドとミノキシジルを含む独自配合錠も掲載しているため、全成分・用量・国内承認状況と、検査で確認する内容を説明してもらってください。

Dr.AGAクリニックで検査と治療を相談する(広告)

検査条件と薬の表示を見比べるならゴリラクリニック

ゴリラクリニックは、初回処方時の血液検査3,800円と、3か月トライアル契約時は無料になる条件を公式料金ページに明記しています。国内承認薬と海外承認薬の表示があるため、希望する製品の承認区分も確認しやすい構成です。

ゴリラクリニックで血液検査の条件を確認する(広告)

オンライン診療を希望するならDMMオンラインクリニック

DMMオンラインクリニックは、オンライン診療のプラットフォームで、診療は提携先医療機関が行います。通院時間を減らしたい方には選択肢になりますが、血液検査の標準的な方法・費用は男性AGAページで明確に確認できないため、最近の健康診断結果を使えるか、別途どこで検査するかを診察で質問してください。

DMMオンラインクリニックで検査の要否を相談する(広告)

オンライン診療で血液検査がないときの確認事項

オンライン診療で採血が行われないからといって、ただちに危険な診療とは断定できません。問診、既往歴、最近の健康診断、処方内容などから医師が判断する場合があります。一方、厚生労働省は、オンライン診療で医師が適切でないと判断した場合は対面診療へ切り替え、一部の医薬品は処方できない場合があると案内しています。

次の質問を診察時に確認しましょう。

  • 処方予定の薬の商品名・全成分・1錠あたりの量は何か
  • 日本でAGA治療薬として承認されているか
  • 治療前の血液検査は必要か
  • 直近の健康診断結果で代用できるか、必要な検査項目は何か
  • 別途検査が必要なら、どこで、いつまでに受けるか
  • 治療開始後の再検査時期と費用はいくらか
  • 異常値や副作用が出た場合、対面で診てもらえる場所はあるか

検査前に医師へ伝えること

検査値を正しく評価してもらうため、AGA治療薬だけでなく、医療機関から処方された薬、市販薬、サプリメント、プロテイン、育毛関連商品も伝えます。薬の名前が分からなければ、箱・容器・薬袋・成分表示を撮影して見せてください。

  • 現在と過去に使ったAGA治療薬
  • 服用・塗布を始めた日と最後に使った日
  • 他院の処方薬、市販薬、サプリメント
  • 肝臓・腎臓・心臓・前立腺などの病気
  • 健康診断で指摘された項目
  • 飲酒量、検査前の食事、激しい運動
  • 現在気になっている症状

検査前の絶食が必要か、薬をいつも通り飲むかは、検査内容により異なります。自己判断で薬や食事を止めず、医療機関の指示に従ってください。

異常値が出たら治療は中止?

一つの数値が基準範囲を外れただけで、必ずAGA治療を中止するとは限りません。医師は、治療前の値、変化量、症状、他の検査項目、既往歴、飲酒、併用薬などを踏まえて評価します。

状況に応じて、再検査、治療開始の延期、薬の変更・中止、他科への紹介などが検討されます。異常値を見て自分で服用量を半分にする、隔日にする、別の薬へ切り替えることは避けてください。

検査結果を受け取ったときの質問メモ

  • どの項目に変化がありましたか:
  • 治療前の値と比べてどうですか:
  • AGA治療薬との関連は考えられますか:
  • 他の薬・飲酒・運動などの影響は考えられますか:
  • 追加検査や再検査は必要ですか:
  • 次の検査はいつですか:
  • 薬は同じ量で続けますか:
  • 受診を急ぐ症状は何ですか:

よくある質問

健康診断の血液検査で代用できますか?

検査日が新しく、必要な項目が含まれていれば参考にできる場合があります。ただし、医療機関が必要とする項目が不足している、結果が古い、薬を始めてからの変化を確認したい場合は再検査になることがあります。予約時に結果票を提示できるか確認してください。

血液検査が正常ならAGA治療薬は安全ですか?

正常範囲でも副作用が起こらないことを保証するものではありません。血液検査では分からない副作用もあります。検査結果に加えて、症状、血圧、既往歴、併用薬などを継続的に確認する必要があります。

血液検査でAGAかどうか分かりますか?

血液検査だけでAGAを確定することはできません。薄毛のパターン、進行経過、頭皮・毛髪の診察などを総合して医師が判断します。急な脱毛や全身症状がある場合は、別の原因を調べるため血液検査が役立つことがあります。

PSA検査はAGA治療前に必ず受けますか?

すべての人にAGA診療として必須とは限りません。ただし、フィナステリド・デュタステリドはPSA値に影響するため、PSA検査を受けるときは服用中であることを検査担当医へ必ず伝えてください。

検査費が無料なら何回でも無料ですか?

無料の対象となる検査、回数、院、契約プランは医療機関により異なります。「血液検査無料」の表示だけで判断せず、初回のみか、再検査も対象か、追加項目に費用がかかるかを確認してください。

自宅採血キットでもよいですか?

医療機関が指定し、結果を医師が診療に用いる仕組みであれば選択肢になる場合があります。市販の検査キットを自己判断で使い、その結果だけで薬の開始・中止を決めないでください。必要な検査項目と採血方法を処方元へ確認します。

まとめ

AGA治療の血液検査は、AGAを直接確定するためではなく、治療前の状態、薬を使えるか、治療中の変化、別の脱毛原因などを確認するために行われます。全員に同じ項目が必須ではなく、薬、既往歴、症状、診療方法によって必要性が変わります。

フィナステリド・デュタステリドを服用している方は、PSA検査を受ける医師へ服用を伝えてください。ミノキシジル内服薬は国内未承認であり、血液検査を受けても承認状況やリスクが変わるわけではありません。

クリニックを比べるときは、検査費が無料かだけでなく、何をいつ調べるか、結果を誰が評価するか、異常値や副作用が出たときにどこへ相談できるかまで確認しましょう。

参考にした公式・公的資料

更新日:2026年8月26日。本記事は一般的な情報提供を目的とし、診断・検査結果の判定・処方を行うものではありません。検査項目、基準範囲、費用、取扱薬、診療条件は変更されるため、受診前に公式情報と医師の説明をご確認ください。

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石水 朋哉

AGA情報局 編集長・運営責任者/株式会社Color代表取締役。 2016年から約10年にわたり、AGA・薄毛治療を専門に扱う情報メディアを運営しています。AGAクリニックの受診・カウンセリング、医師へのインタビュー、自毛植毛経験者や美容師などへの取材を行い、治療方法だけでなく、料金、通院方法、契約条件、治療薬の副作用まで幅広く調査してきました。 記事制作では、医療機関の公式サイト、厚生労働省・PMDA・消費者庁などの公的資料、日本皮膚科学会の診療ガイドライン、医薬品の電子添文を優先して確認しています。国内承認薬と未承認薬を区別し、広告提携の有無だけでクリニックや治療を評価しないことを編集方針としています。 AGA情報局は医療機関ではないため、個別の診断や処方は行いません。読者が料金や広告表現だけで判断せず、治療のリスクや契約条件まで比較できる情報提供を目指しています。 詳しいプロフィールと記事制作方針:https://hagekatsu.com/henshubu/

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