プロペシアの価格はいくら?先発品・ジェネリック・年間費用を比較【2026年】
2026年8月15日更新
旧記事の2018年当時の相場と「専門クリニックが必ず安い」「未承認のオリジナル薬を選べばよい」という説明を削除しました。現在の医療機関公式料金を確認し、先発品と国内承認ジェネリックの薬代、初月割引、診察料、血液検査、送料、年間費用を分けて掲載しています。
個人輸入を一律2か月分までとしていた旧情報も訂正しました。厚生労働省の現行Q&Aでは、処方箋医薬品を輸入確認証なしで個人輸入できる一般的な範囲は用法からみて1か月分以内です。ただし、数量内でも品質・有効性・安全性が保証されるわけではありません。
本記事は一般的な医療・料金情報であり、診断や処方の代わりにはなりません。薬の選択、変更、中止は医師・薬剤師に相談してください。
プロペシアの価格は、医療機関、処方日数、先発品か国内承認ジェネリックか、診察料・検査料・送料を含むかによって異なります。AGA治療は原則として公的医療保険が適用されない自由診療であり、全国一律の価格はありません。
2026年8月に確認した医療機関公式料金では、先発品プロペシアの通常薬代は1か月8,140~8,800円、国内承認のフィナステリド後発医薬品は1か月3,740~4,400円の例がありました。ただし、この幅を全国の相場や最安値として扱うことはできません。
この記事では、公開中の医療機関公式料金を実例として、年間にいくらかかるのか、価格差が生じる理由、安さだけで選ぶリスクを解説します。
プロペシアの価格を先に比較
| 医療機関 | 先発品プロペシア | 国内承認フィナステリド | 薬代以外の主な費用 |
|---|---|---|---|
| Dクリニック | 月8,800円 | 月4,400円 | 初診時の診察3,300円、血液検査5,500円。以降は半年ごとの検査3,300円と案内 |
| 湘南AGAクリニック | 初回月5,500円、2回目以降月8,250円 | 国内承認薬は製品ごとの料金を要確認。オリジナル薬とは分けて確認 | 薬を処方される場合の初診・再診0円、血液検査3,870円。6か月以内の検査結果を持参できる場合は採血不要と案内 |
| イースト駅前クリニック | 1mg・28錠8,140円(税込換算) | 1mg・28錠3,740円(税込換算) | 院・受診方法・配送条件によるため申込前に確認 |
※2026年8月15日時点で各医療機関の公式料金ページに掲載された税込額です。イースト駅前クリニックは公式ページの税別7,400円・3,400円へ消費税10%を加えて表示しています。薬の在庫、取り扱い院、初回条件、診察方法、検査、送料は変更される場合があります。
先発品を継続する場合、比較した通常薬代だけで年97,680~105,600円です。国内承認ジェネリックの実例では年44,880~52,800円で、薬代だけなら年間約5万円の差になります。
ただし、初月価格、錠数、診察・検査・送料を揃えずに数字だけを比べると、実際の年間負担を誤ります。処方される薬が同じかどうかも必ず確認してください。
プロペシアの価格は全国一律ではない
プロペシア錠0.2mg・1mgは、有効成分フィナステリドを含む処方箋医薬品です。国内の効能・効果は「男性における男性型脱毛症の進行遅延」で、医師の診察と処方が必要です。
一般的なAGA治療は自由診療のため、公的医療保険の診療報酬や薬価に基づいて一律に請求される仕組みではありません。医療機関は、薬の仕入れ、診療体制、検査、配送、サポートなどを踏まえて料金を設定します。
同じプロペシア錠1mgでも、次の違いで支払額が変わります。
- 28錠か30錠か、処方日数は何日か
- 初月限定価格か、2回目以降の通常価格か
- 診察料が薬代に含まれるか
- 血液検査が必要か、何か月ごとに行うか
- 院内処方か、調剤薬局で受け取る院外処方か
- オンライン診療の送料やシステム利用料があるか
- 1か月ごとの都度払いか、複数月のまとめ払いか
広告の大きな月額だけを見ず、同じ日数・同じ製品で年間の総額を比べてください。
先発品プロペシアの年間費用
Dクリニックは薬代だけで年105,600円
Dクリニックの公式料金は、国内正規品のプロペシアが月8,800円です。12か月同じ価格で処方された場合、薬代は年105,600円です。
公式ページは、初診時のみ診察料3,300円と血液検査5,500円が別途必要と案内しています。また、初診以降は半年ごとに3,300円の血液検査が必要としています。
薬代だけでは初年度の総額にならないため、受診回数と検査時期を確認してください。
湘南AGAクリニックは初年度の薬代が96,250円
湘南AGAクリニックのプロペシアは、初回限定1か月5,500円、2回目以降は月8,250円です。初回後に11か月継続すると、初年度の薬代は96,250円です。
AGA治療薬を処方される場合、公式ページではカウンセリング、初診、再診を0円と案内しています。血液検査は3,870円ですが、診察日から6か月以内の検査結果を持参できる場合は採血不要としています。
初回価格だけを12倍した66,000円を年間費用としないでください。2回目以降の通常価格で計算する必要があります。
イースト駅前クリニックは薬代だけで年97,680円
イースト駅前クリニックの公式ページは、プロペシア1mg・28錠を税別7,400円と掲載しています。消費税10%を加えると8,140円で、12回分の薬代は年97,680円です。
公式サイト内には1か月・3か月・6か月の料金表もあります。複数月処方を利用する場合は、対象院、薬の錠数、支払総額、診察・配送条件を確認してください。
国内承認ジェネリックなら薬代を抑えられる
プロペシアは先発医薬品の商品名です。国内には、有効成分フィナステリドを含む複数の後発医薬品があります。
| 比較 | プロペシア | 国内承認ジェネリック |
|---|---|---|
| 位置付け | 先発医薬品 | 後発医薬品 |
| 有効成分 | フィナステリド | フィナステリド |
| 含量 | 0.2mg・1mg | 製品により0.2mg・1mg |
| 国内承認 | あり | あり |
| 異なることがある項目 | 添加剤、錠剤の形・色、包装、製造販売元、価格 | |
Dクリニックでは国内正規品のフィナステリドが月4,400円で、12か月の薬代は52,800円です。イースト駅前クリニックでは28錠が税込換算3,740円で、12回分は44,880円です。
今回確認したDクリニックとイースト駅前クリニックでは、先発品との差が薬代だけでいずれも年52,800円になりました。2つの比較例が偶然同額になったものであり、全国の価格差が常に年52,800円になるわけではありません。
費用を抑えたい場合は、海外通販や出所の分からない薬ではなく、国内承認のフィナステリド後発医薬品を希望できるか医師・薬剤師に相談してください。
オリジナル薬はジェネリックとは限らない
AGAクリニックの「オリジナル薬」「独自配合薬」「発毛セット」は、国内承認の後発医薬品と同じとは限りません。医療機関が輸入した海外製品、院内製剤、国内未承認の成分・含量を含む場合があります。
旧記事は、フィナステリドを含むオリジナル薬ならプロペシアと同じ成分・効能で、医師の責任による処方だから安い薬を選べばよいと紹介していました。しかし、有効成分名が同じでも、製品そのものの品質・有効性・安全性が日本で承認されているとは限りません。
価格を比べる前に確認すること
- 薬の商品名または院内製剤名
- すべての有効成分と含量
- 製造販売元または製造した医療機関
- 国内承認薬か未承認薬か
- 未承認の場合の入手経路と国内承認薬との違い
- 副作用と医薬品副作用被害救済制度の扱い
内服ミノキシジルを含むセットは、フィナステリド単剤とは別の治療です。ミノキシジル内服は国内でAGA治療薬として承認されておらず、日本皮膚科学会の診療ガイドラインでは推奨度Dです。安いセットや発毛プランという名称だけで追加しないでください。
0.2mgと1mgは価格だけで選ばない
プロペシアには0.2mg錠と1mg錠があります。電子添文では、成人男性は通常フィナステリドとして0.2mgを1日1回、必要に応じて増量できるものの上限は1日1mgです。
旧記事は、価格差が小さいため特別な事情がなければ1mgでよいとしていましたが、含量は価格ではなく医師が状態を踏まえて判断します。自分で1mgを選んだり、錠剤を割って量を調整したりしないでください。
0.2mgを扱っていない医療機関・薬局もあります。希望や心配がある場合は診察時に相談してください。
初月料金・まとめ処方で注意すること
初月価格を12倍しない
初回限定価格は、治療開始の1回だけに適用されることがあります。年間費用は、初月料金に2回目以降の通常料金を11か月分加えて計算してください。
初月が安くても、2回目以降の薬代、診察料、検査料、送料を含めると別の医療機関より高くなる場合があります。
28錠と30錠を同じ1か月として比べない
先発品プロペシアは28錠包装が一般的ですが、後発品や医療機関の料金表では30錠を1か月分とすることがあります。月額だけでなく、商品名、含量、錠数、何日分かを確認してください。
複数月分は総額と途中変更を確認する
3か月・6か月・12か月のまとめ処方には、1か月当たりの価格が下がるプランがあります。一方、開始直後に長期間分を購入すると、副作用、診断や治療方針の変更、中止によって薬が余る可能性があります。
まとめて支払う前に、次回診察、効果判定、検査、解約、休止、未使用薬の返品、使用期限を確認してください。処方薬は原則として返品できない場合があります。
診察料・検査料・送料を含む総額で比べる
| 費用 | 確認する内容 |
|---|---|
| 初診料・再診料 | 薬を処方された場合だけ無料か、毎回別途か |
| 薬代 | 先発品・後発品、商品名、含量、錠数、日数 |
| 血液検査 | 開始時と治療中の頻度、持参した検査結果を使えるか |
| 調剤関連 | 院内処方か院外処方か、薬局で支払う費用 |
| 送料 | オンライン診療や再配送で発生する金額 |
| システム・決済 | オンライン利用料、決済手数料の有無 |
| 定期購入 | 最低利用期間、次回決済日、解約期限、休止方法 |
診察料0円という表示でも、薬を処方されなかった場合は診察料が発生する、検査が別料金、送料が毎回必要などの条件があります。料金ページの注記と申込画面の最終金額まで確認してください。
オンライン診療なら必ず安いわけではない
オンライン診療では、通院交通費と移動時間を抑えられます。医師が適切と判断して処方した薬を、自宅などで受け取ることもできます。
一方、送料、システム利用料、定期配送、検査キットなどが加わる場合があります。対面診療より薬代が安いとは限らないため、年間の支払総額で比べてください。
オンライン料金の確認項目
- 国内の医療機関名と診察する医師
- 薬の商品名、製造販売元、国内承認の有無
- 初回と2回目以降の価格
- 診察料、検査料、送料、システム利用料
- 処方日数と配送間隔
- 定期配送の解約期限と休止方法
- 副作用時の連絡先と対面診療への切り替え
問診フォームだけで薬が自動発送されるように見えるサービスや、医師の診察を確認できないサイトは、適切なオンライン診療と同じではありません。
費用を抑えるために優先したいこと
- AGAか診断を受ける
別の脱毛症なら、フィナステリドを安く買っても適切な治療にはなりません。 - 国内承認ジェネリックを相談する
先発品を希望する特別な理由がなければ、国内承認のフィナステリド後発医薬品を選択できるか確認します。 - 単剤の費用から確認する
複数薬、サプリメント、注入治療を含む高額プランだけでなく、フィナステリド単剤の選択肢を聞きます。 - 年間総額で比べる
初月価格ではなく、通常薬代、診察、検査、送料を12か月分で計算します。 - 継続できる診療体制を選ぶ
副作用や効果不足を相談でき、必要時に対面診療・検査を受けられることを確認します。
最安値を探すことより、診断を受けたうえで国内承認薬を適切な量だけ処方してもらい、不要な薬や施術を追加しないことが重要です。
個人輸入品を価格比較に入れない
海外通販や個人輸入代行の価格が国内診療より安く見える場合があります。しかし、個人輸入品は、日本の薬機法に基づき品質・有効性・安全性が確認された製品とは限りません。
厚生労働省は、有効成分が入っていない、表示と異なる量、有害な不純物や別成分、偽造品、健康被害時に製品情報を入手しにくいことなどを注意喚起しています。個人輸入品による健康被害は、医薬品副作用被害救済制度の対象外です。
旧記事が引用したED治療薬の4割が偽造品という調査結果を、プロペシアやフィナステリド全体の偽造率として使うことはできません。個人輸入品に偽造品の可能性があることと、プロペシアの一定割合が偽物だと断定することは別です。
副作用と長期費用を一緒に考える
プロペシアは、通常6か月の連日投与が効果判定の目安です。効果が確認されても、服用を中止すると作用は消失するため、継続する場合は長期の費用を見込む必要があります。
一方、安いから長期間分を一括購入するのではなく、副作用と効果を定期的に確認します。電子添文には、リビドー減退、勃起機能不全、射精障害、精液量減少、肝機能障害、抑うつ、乳房圧痛・乳房肥大、男性不妊や精液の質低下などが記載されています。
自殺念慮、自殺企図、自殺既遂の報告もあり、因果関係は明らかではないものの、気分の変化や自分を傷つけたい考えに注意が必要です。そのような変化が現れた場合は使用を中止し、直ちに医療機関や緊急窓口へ相談してください。
女性には適応がなく、妊婦または妊娠している可能性がある女性、授乳中の女性は投与禁忌です。20歳未満に対する安全性・有効性も確立していません。
よくある質問
プロペシア1か月分の相場はいくらですか?
全国一律の相場はありません。2026年8月に確認した3医療機関の公式通常料金では、先発品は月8,140~8,800円の例がありました。初回割引、錠数、診察料、検査料、送料を含むかで総額は変わります。
ジェネリックはいくら安くなりますか?
今回比較した例では、国内承認ジェネリックの薬代は月3,740~4,400円でした。同じ医療機関の先発品との差を12回分で計算すると年52,800円ですが、すべての医療機関で同じ差になるわけではありません。
保険は使えますか?
男性AGAに対するプロペシア処方は、一般に自由診療で、公的医療保険は適用されません。脱毛の原因がAGA以外の病気である場合は診療の扱いが異なる可能性があるため、医療機関へ確認してください。
診察料無料なら薬代だけですか?
必ずしも薬代だけではありません。血液検査、送料、システム利用料、薬局での調剤関連費用などが加わる場合があります。薬を処方されなかった場合だけ診察料が発生する医療機関もあります。
まとめ買いは得ですか?
1か月当たりの薬代が下がる場合がありますが、開始直後や体調に変化があるときは、薬が余る可能性があります。解約、休止、未使用薬の扱い、使用期限、次回診察と検査を確認してから選んでください。
個人輸入が最も安いですか?
表示価格だけなら安く見えることがありますが、国内承認品と同じ条件では比較できません。品質・成分・流通経路が不明な製品を含み、健康被害救済制度の対象外です。国内承認ジェネリックと正規のオンライン診療を先に比較してください。
まとめ
- プロペシアは自由診療で、全国一律の価格はない
- 2026年8月に確認した通常薬代は、先発品で月8,140~8,800円、国内承認ジェネリックで月3,740~4,400円の例がある
- 比較した例の薬代だけでは、先発品が年97,680~105,600円、ジェネリックが年44,880~52,800円
- 初月料金を12倍せず、2回目以降の通常価格で年間費用を計算する
- 28錠と30錠、診察料、検査料、送料、定期契約を揃えて比べる
- オリジナル薬は国内承認ジェネリックとは限らず、未承認薬を含む場合がある
- 価格だけで1mgや長期処方を選ばず、医師の診察と定期的な評価を受ける
- 個人輸入品は国内承認品と同条件で価格比較できず、健康被害救済制度の対象外
費用を抑えたい場合は、商品名、国内承認の有無、錠数、通常価格、年間総額を確認し、国内承認ジェネリックを希望できるか医師・薬剤師に相談してください。
参考資料
- PMDA プロペシア錠0.2mg・1mg 添付文書等情報
- PMDA 患者向医薬品ガイド プロペシア錠
- 日本皮膚科学会 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版
- Dクリニック AGA・薄毛治療の費用・料金
- 湘南AGAクリニック プロペシアの効果・副作用・費用
- イースト駅前クリニック AGA治療薬の価格
- 厚生労働省 オンライン診療に関するホームページ
- 厚生労働省 医薬品等を海外から購入しようとされる方へ
- 厚生労働省 医薬品等輸入確認Q&A
- PMDA 医薬品副作用被害救済制度
※本記事は2026年8月15日時点の公的資料・医療機関公式料金を基に作成しています。料金、取り扱い薬、診療条件、検査、送料、キャンペーンは変更される場合があります。受診前に各医療機関の最新情報と申込画面の総額を確認してください。
石水 朋哉
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