ミノキシジルが血圧に与える影響とは?服用前に知っておくべき4つの注意点

投稿日:2017年12月4日 更新日:

アイキャッチ「ミノキシジルを服用するとめまいや動悸が起きる」なんて話を聞いたことはないでしょうか?これは、血圧の急激な変化が原因で引き起こすミノキシジルの副作用です。

元来、ミノキシジルは発毛薬ではなく高血圧治療の血管拡張剤として開発された薬です。そのため血圧に問題がある人は服用に注意が必要です。

ここでは、ミノキシジルと血圧の関係について詳しく解説するとともに、知っておくべき4つの注意点についてお話しします。

また、実際にミノキシジルを服用している筆者が、2日間に渡って血圧を測定し、ミノキシジルを服用した時とそうでない時の変化をまとめたものも掲載しています。ぜひ参考にしてください。

なぜミノキシジルで血圧が下がるのか?

血圧測定

髪を生やす薬なのになぜ血圧が下がってしまうの?と思っている方も多いはずです。それはミノキシジルがもともと別の目的で使われていたからです。

もともとは血管拡張薬として開発された薬

ミノキシジルは血管拡張薬で、高血圧の治療に内服薬として使われていました。高血圧の患者に投与を続けていたところ髪の成長と脱毛の改善が確認されたことから、薄毛治療薬として使われるようになりました。

そして、1980年代にアップジョン社(現ファイザー)がミノキシジル2%外用薬「ロゲイン(Rogaine)」の販売をはじめました。現在では内服薬、外用薬、注射タイプの薄毛治療にミノキシジルが用いられています。

ミノキシジルで血圧が下がる仕組み

ミノキシジルには、血管平滑筋という血管を収縮する筋肉をゆるくしてしまう働きがあります。血管が収縮できなくなり、血管が拡張された状態になってしまい血圧が低下します。

服用後30分程度で減少

内服薬を服用してから30分程度で血圧が下がりはじめ、2~3時間後にもっとも低くなります。血圧低下の効果は75時間続き、およそ一日に30%の速度で回復していきます。

これはファイザー社が販売しているミノキシジルタブレット「ロニテン」の添付文書に記載されています。

The extent and time-course of blood pressure reduction by minoxidil do not correspondclosely to its concentration in plasma. After an effective single oral dose, blood pressureusually starts to decline within one-half hour, reaches a minimum between 2 and 3 hoursand recovers at an arithmetically linear rate of about 30%/day. The total duration of effectis approximately 75 hours. 

出典:https://www.accessdata.fda.gov/drugsatfda_docs/label/2015/018154s026lbl.pdf

ミノキシジルの濃度が高くなるほど血圧に影響が出やすい

ミノキシジルタブレットには2.5mg、5mg、10mgの濃度があります。濃度が高くなるほど血圧に影響が出やすくなりますが、発毛効果も高くなります。発毛効果を優先して初めから高濃度のものを使用する人がいますが、副作用が強く出て使用を断念するというケースがあります。

AGA治療専門のクリニックでは患者に合わせた濃度を処方してくれます。徐々に慣れてきたら濃度が高いものに変更するなどしてくれますので、副作用のリスクを考えながら薄毛治療を行うことができます。

血圧はどのくらい変化する?

筆者もどのくらい血圧が変化するのか気になったので、実際に測定してみました。測定にあたっての条件は以下となります。

  • 使用するミノキシジルは内服タイプ
  • ミノキシジルはクリニックで処方されたものを使用
  • ミノキシジルの濃度は5mg
  • 事前に1ヶ月の休薬期間を設ける
  • 測定は服用前と1時間後、その後は4時間おきに計測

ちなみに筆者と同じ40代の血圧の正常値は「130/85未満」平均値は「126/83」です。WHO(世界保健機関)の基準では140/90を超えると高血圧、100/60を下回ると低血圧だとみなされます。

1日目の測定結果

  服用直前 1時間後 5時間後 9時間後 13時間後
最高血圧
(mmHg)
128 122 114 121 115
最低血圧
(mmHg)
76 73 71 76 69

1日目の最高血圧と最低血圧の上下幅 114~128/69~76(mmHg)

2日目の測定結果

  服用直前 1時間後 5時間後 9時間後 13時間後
最高血圧
(mmHg)
120 114 115 108 119
最低血圧
(mmHg)
75 73 74 72 73

2日目の最高血圧と最低血圧の上下幅 108~120/72~75(mmHg)

測定結果検証

血圧を下げる薬なだけあり全体的に低めですが、WHO基準値の範囲内で収まっています。上下幅は最高血圧が最大14mmHg、最低血圧は最大7 mmHgで、測定前はかなり変化すると予想していましたがとくに大きな変化はなく、低血圧の数値に届くことはありませんでした。

体調の変化ですが、測定2日目に軽いめまいを一度だけ感じました。めまいや立ち眩みは血圧低下によるミノキシジルの副作用ですが、1ヶ月間休薬をしていたため出てしまったようです。3日目以降は同じような症状はありませんでした。

高血圧・低血圧の人は要注意

要注意

血圧に異常がある人がミノキシジルを使用する際には注意が必要です。ここではその理由について説明します。

高血圧を治療中の人

高血圧を治療している人はすでに降圧剤を服用している場合があります。併用してしまうと急激に血圧が低下してしまう恐れがあるので、不整脈や動悸、めまいなどが起こりやすくなります。

高血圧気味で治療を行っていない人でも、使用する前にクリニックで医師に相談しましょう。

低血圧な人

低血圧な人が使用すると血圧が低下しすぎて動悸やめまいが起こりやすくなり、心臓にも負担がかかります。とくに心臓疾患は重い病気になってしまう恐れがあるので、使用を検討している人は必ず医師に相談しましょう。

高血圧・低血圧の人は外用薬タイプでも医師や薬剤師に相談する

外用薬は副作用がでにくいという特徴がありますが、血圧に異常がある人は副作用が出る可能性があります。使用する前に医師や薬剤師に相談をしましょう。間違っても個人輸入代行サービス等で購入し、自分の判断だけで使用することは避けましょう。

必ず血圧を測定したうえで医師から処方してもらう

AGA治療専門のクリニックでは来院時に必ず血圧測定を行っています。ミノキシジルを使用しても問題ないか医師に確認してもらってから処方してもらうようにしましょう。

血圧の正常値について

血圧の正常値

ここでは年代別血圧の正常値と平均値を紹介します。

年代別血圧の正常値と平均値

20代~50代まで、年代別の血圧の正常値と平均値を下の表にまとめました。日本高血圧学会が定めている血圧の正常値は、年代や性別に関係なく一律130/85(mmHg)未満です。

年齢 正常値 平均値
20代 130/85未満
(診療室血圧)
120/74
30代 122/78
40代 126/83
50代 135/87

診療室血圧と家庭血圧

病院や診療所で測る「診療室血圧」と、家庭で測る「家庭血圧」では数値が異なることがわかっています。病院と家庭の数値では、10~30mmHgもの差が出ることがあります。「高血圧治療ガイドライン(日本高血圧学会)」では血圧を判断する材料として「家庭血圧」を優先にしています。それには以下の理由があります。

  • 毎日同じ時間に同じ条件、また安定した状態で測定できるので、正確な数値が取りやすい
  • 測定値を記録しておくことで、医師にとって重要な判断材料になる
  • 服用中には薬の持続時間や効果を評価する資料となり、医師の治療方針の助けになる

一方、診察室血圧は病院という空間による緊張やストレスなどで一時的に血圧の数値が高くなることがあります。また、徒歩などで来院すると血圧が落ち着くまでに時間がかかるので、これも数値に影響します。下の表は診療室血圧と家庭血圧の正常値です。

  正常値(mmHg)
診療室血圧 130/85未満
家庭血圧 125/80未満

個人輸入代行サービスのリスク

未承認薬

海外の医薬品を個人輸入できるサービスがありますが、これには様々なリスクがあります。

個人輸入代行サービスとは

処方箋が必要な薬を入手するには医師の処方が必要ですが、海外の医薬品を医師の処方なしで購入できるのが個人輸入代行サービスです。

個人輸入は他言語で取引が行われます。業者は言葉が全くわからない人に代わって海外の企業や店舗と取引します。日本国内で承認されていない医薬品であっても、個人で使用することを目的としたものであれば日本国内の持ち込むことが可能です。それを利用し、あたかも医薬品のネット通販のように販売しているのが個人輸入代行業者です。

なにかトラブルが生じたり薬を使用して重大な健康被害が起きてもすべて購入者の自己責任になります。

個人の判断での服用は危険

医薬品は使い方を間違えると取り返しのつかないことになる可能性があります。処方箋が必要な医薬品は効果が強いものが多く、副作用が起きた場合も強い反応が出ることがあります。また、その医薬品が本当に自分の症状に適したものなのかわかりません。別の原因で発症している似たような病気の可能性もあります。

安易な自己判断はせず、病院やクリニックで医師に診断してもらい、処方してもらうようにしましょう。

ニセ薬にも要注意

個人輸入代行業者での医薬品購入について、厚生労働省は「安易に利用しないように」と注意喚起しています。その最大の理由は、個人輸入代行業者から送られてくる医薬品の約4割が偽造品であり、その偽造医薬品を服用して死亡したケースも発生しているからです。

日本国内でED治療薬を製造・販売している製薬会社4社は、個人輸入代行業者のWebサイトから購入した医薬品を鑑定調査したところ、約4割が偽造品であったという驚愕の結果が発表されました。

日本およびタイの調査会社に依頼して発注、入手したED治療薬を鑑定した結果、国内外の合計で 約4割(40.0%、28/70)が偽造品であることが判明しました。国内発注分で約4割(35.6%、16/45)、タイでの発注分では約5割(48.0%、12/25)が偽造品でした。

出典:http://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2016/2016_11_24_02.html

偽造品は品質管理も行われていない非常に不衛生な工場でいい加減に製造されています。その分コストはかかりませんので、個人輸入代行業者はボロ儲けしています。一方、得体のしれない偽造医薬品を飲み、死亡しているケースもあるのです。

まとめ

ミノキシジルはもともと、血管拡張薬として開発された薬

服用を開始してから30分で血圧が下がりはじめ、2~3時間後にもっとも低くなる

血管拡張効果は75時間持続し、1日30%の速度で回復する

ミノキシジルの濃度は2.5mg、5mg、10mgがあり濃度が高いほど血圧に影響が出やすい

高血圧を治療中で降圧剤を服用している人は、ミノキシジルと併用してはいけない

低血圧の人が服用すると動悸やめまい、心臓に負担をかけるおそれがある

高血圧や低血圧の人は、外用薬を使用するときでも医師に相談する

血圧の正常値は年代や性別に関係なく、一律130/85未満(mmHg)

血圧の年代別平均値は20代が120/74、30代が122/78、40代が126/83、50代が126/83(mmHg)

個人輸入代行サービスはニセ薬や副作用のリスクが大きいため利用はしない

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